ほっこり

老若男女を問わず、娯楽の基本はそんなに変わらないんじゃないだろうか。
例えばジブリ映画なんかがそうで、ツボさえ抑えれば基本は一緒なんじゃ…
そのツボとか基本が、いわゆるお約束、テンプレと言われてるのかもね。
ただ、そういうものの配分や配合量のさじ加減が、作家性だと思うな。
あとはそうね、同じ素材でも料理のしかた次第だったり…面白いよね。


知己から借りっぱなしだった僕僕先生の二巻をようやく読了、っと。
なんだか上手く時間が使えない己が不甲斐ないが、読書の時間は贅沢だね。
さてさて、謎の美少女仙人、僕僕先生と、その弟子の王弁(元ニート)の話。
軽妙かつ軽快な短編連作で綴られる、非常に楽しい中華ファンタジーです。
このシリーズが好きでね…やっぱり異種恋愛的なものは好きなんだと思う。
数千年の時を生きる仙人と、ただの人間の不思議な師弟関係がね…萌えっ!
ヒロインの僕僕がまた可愛くてね、ボクっ娘で王弁を手玉にとるロリババァ
あとは、中国にあまり造詣の深くない俺にも優しい文章&説明&描写の妙技。
続刊への伏線も気になる…謎の覆面道士の正体とかね、とにかく面白い。
俺はラノベイターだから、勿論読書の大半はラノベだったりするんだけど。
時には仕事を忘れて読む本も楽しいな、近々貸してくれたお礼がしたいネ。
因みにニート経験のある俺的に、王弁が同族嫌悪を感じる件が酷く実感(笑)