虹竜ノ月10日

世界樹の迷宮4をクリアしたので、そのネタバレの日記を書きます。
例によって冒頭の一ブロックは与太話なので、気をつけてください。
ネタバレがやばいと思った人は、ブラウザバックマスタリに全振りで。
ええとじゃあ、今回はパーティの頼れる壁ことエミットさんを紹介。
この人は世界樹の迷宮3、つまり前作でうちの主人公だった人です。
俺が好きなタイプの人というか、腕っ節が強い戦うおねーさんですね。
弱いんですよ、クシャナ殿下とかシグナムさんみたいなタイプの人。
雄々しく気高く美しく、自分の信じるもののために戦う女性は素晴らしい。
まあ、その一途で気丈な分だけ、脆さや危うさがあってまたいいですよね。
エミットさんはさる大国のお姫様だったんですが、出奔して冒険者家業。
父王が鬼畜の外道(でも善政の賢王)だった反動で王様コンプレックス。
今でいうとあれかな、中二病をこじらせてしまった感じかな(笑)
凄くね、理想が高くて現実と折り合いつけれないタイプなんですよね。
アーモロードでは深都の立場から海都側の冒険者とも対立したり。
でも最後は深王の「俺は妹と隠遁するぞジョジョォ!」宣言で折れた。
…うん、心が折れちゃったんだね、ベッキリと…信じた王に裏切られた。
ま、そのあとは立ち直るんだけど、それは六層攻略小話をお待ちください。
で、紆余曲折を経て今は一介の冒険者、妹兼姪のリシュリーの保護者です。
タルシスで戦う彼女は丁度二十代終盤、一番女性の魅力爆発な時期ですね!
実際遊んでても、パーティのダメージを一手に引き受ける姿は萌えマス。
なんつーか好きなんですよね、こういう女性キャラ…趣味丸出しですネ。


地獄への道は善意で舗装されている」という言葉がある。
誰もがよかれと思って行動した結果が、最悪を招いてしまうことがある。
だが、誰がそれを責められようか?責めることに意味があるだろうか?
多くの人間は例外を除いて、誰もが皆「よかれ」と思って行動している。
自己のベストを尽くしている、自分の信じた道を貫いているのだ。
でも、そういう善意の気持ちと結果とはまた別問題でもあるよね。
よかれと思って戦争して、沢山の人が無駄に死んだら許せないよね?
でも、みんな「よかれ」と思ってやってるとしたら…どうしようか。
どうしたらいい?なにができる?それは誰にもわからないと俺は思う。
俺が言えて行動で示せるのは「自分もベストを尽くす」ことだけだ。
俺もまた、「よかれ」と思うことを貫くことで世界の一部を担いたい。
結果によらず、その志だけは「よかれ」と信じて生きたいと思う。
勿論迷うし、迷うべき…いろんな人に影響を受けて自分を見詰めるべき。
そうして自分が「よかれ」と思ったことを貫き、結果を受け止めたい。
今回の世界樹のシナリオは、そんな人達への優しい答を示してくれた。
ハッピーエンドでいいじゃない、ファンタジーだもの、冒険だもの。
皇子だって「よかれ」と思って行動した、みんなそうなんだと今は思える。
だったら、結果をみんなで受け入れ、みんなで善処した対応すればいい。
現実もこうだったら救いがあるなって、ちょっとそう思ったエンディング。
ハッピーエンドでよかった、本当に遊んでよかったと今思ってます。
世界樹はね、いつでも古典で王道なんだよ…それが一番嬉しいなって。