ドライブ・ア・GO!GO!

ながやん、車の運転するのは好きです。
のんべんだらりと50Kmクルーズが好きです。
下道が好きです、遠回りとか路地とか好きです。
今日は愚妹様一行を連れて、五所川原と金木に行ってきました。
愚妹様の「斜陽館とELM行きたい!」との願いを叶えるためです。
で、愚妹様&彼氏さんを津軽鉄道五所川原駅まで送り届ける。
二人はここからスズムシ列車で金木へ、俺は車で。



見渡すかぎりの田んぼの中を、ずーっと真っ直ぐ金木へ走る。
あいにくの曇り空で、残念ながら津軽富士こと岩木山は見えない。
ただ、こうして田園風景、それも実る稲穂を見ると心が安らぐ。
自然と脳内が「黄金の秋」になって、BGM「月の繭」が聞こえてくる。
勿論、最後はフェードアウトして「限りき旅路」になる。
これくらいはガノタの嗜みである、なんつって。
で、カッポーが斜陽館を見ている間、俺は芦屋公園を散策。
だって、去年父と見たばっかなんだもん、斜陽館。
太宰治の実家である津島家のお屋敷で、金木の地主だったのだ。
庄屋の屋敷で、当時最先端の和洋折衷建築だったんだね。
一揆対策に城壁もあるという、なかなか凄いおうちなのだ。
見た目は洋館、中に入ると土間があってと和風、二回が洋風。
歴史的価値も高く、当時のままに残ってて凄く楽しい場所だった。

まあ、今年は芦屋公園でT-2練習機を過ごして愚妹様達を待った。
…しかし悪口ではないけど、金木町って本当になにもないね!
ちょっと珈琲でも飲むかと思ったが、喫茶店がない!

土産物屋でインスタントを飲んだが、いやあびびった。
でも、こうした田舎な集落って不思議とぶらぶらしたくなるな。


帰りはELMのラーメン街道で飯を食い、愚妹様をリリース。
や、愚妹様はELMに来たかったらしく、彼氏さんを連れて雑踏に消えた。
俺はまあ、スタバで珈琲を飲みながら読書して待ってたんだけど。
いやあ、愚妹様は昔から「見てきたいから自由時間きぼんぬ」な娘なのだ。
そんな訳で久々にスタバ、スタバと言えば珈琲はエクストラホット。
…まあ、青森では取り扱いしてないんだけどね、エクストラホット。
それはもう、親の敵かってくらいに熱した熱湯珈琲が好きなのだが。
でも、いつも熱い珈琲が飲めるスタバはエライ、無脂肪乳あるのもエライ。
そんな訳で今日の青森観光終わり、愚妹様は彼氏さんと美容院へ…
ふう、往復二時間ちょっとの運転だったがなんともないぜ!
さて、家に帰って作業の続きを…あ、あれ?おやおやぁ?
…家の鍵が、ない…当然だ、持って出なかったから。
家の鍵をかけたのは愚妹様で、その愚妹様は街へ消えた。


三十路も半ばになって家から閉め出されるという、うっかりながやん!
さあ、どうする!どうするんだ、落ち着け落ち着くんだ、素数を数えろ。
そ、す、う!三文字だ!って違う、そういう意味ではないぞバッバッバ!
とりあえず車庫に車を入れ、車庫側の窓をそっと開けようと試みる。
うん施錠されてるね、俺が毎回施錠してるからねここ、新入失敗!
どうしようかと思ったが、しょうがないので家が開くまで時間を潰す。
「飲もう」
「飲もう」
そういうことになったのだった。
ぶらからと行きつけのビアホールで冷たいビール、プハーッ!
この一杯っ、と身も心もはかせになってたが、ふと我に帰る。
小腹が…すいたな…ビールにおつまみ、いいんじゃなーい?
でも、夕飯は焼き肉…空腹維持ってのも、いいんじゃなーい?
困って迷ってると、携帯で呼び出した両親が仕事を終えて到着。
そろってビールを飲んだ後、ようやく帰宅出来たのであった。
ふぃー、ながやんと良い子のお約束っ、鍵は持ち歩こうっ!