愚妹様STRIKE2015

我らが長物家のドラミちゃん(俺がドラえもん)、愚妹様が帰省してきた。
実家に帰ってくるとやっぱり、ほっとするんだろうね。
よく食べよく寝て、ゴロゴロと年末休暇を堪能してるみたい。
出かける時は車を出してあげよう、少し妹孝行したいですね。
しかし、愚妹様が帰ってくると…裸で家をうろつけない(笑)
ちゃんと服を着て過ごさないといけないなあ、ガハハ!


日曜日のアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」が面白い。
今までのガンダム作品にあった、多くの「これぞガンダム因子」っての、捨ててる。
その上で世界観や背景、設定は勿論、作風を刷新してしまったのだ。
つまり、有り体に言えば「今までのガンダムより、ガンダムらしくない」のだ。
しかし、それが面白い…実に魅力的なフィルムで、俺はもう虜である。
今日はそんな鉄血ワールドに、「やっぱガンダムだった」を探してみよう。
本音を言えば「ガンダム作品がガンダムである理由」は、商業的なものだ。
名も無き新規のロボット物より、ガンダム作品の方がマーケティングに有利…
広告力もあがるし、新作ガンダムともなれば話題性は多方面に及ぶ。
だから、まず商品としてガンダムでなければならず、それは作品に影響する。
それを俺は、悪いこととか思わない、創作で飯を食う人たちの世の常だから。
で、鉄血ワールドは完全に「これガンダムじゃなくてもよくね?」なんだけど。
でも、ちゃんとガンダム遺伝子を受け継ぎ、ガンダムでやる意味があると思った。
例えば、昭宏の存在は正に、「今までの作品群でよく見た主人公」を踏襲している。
「身分(人種)が違う男」「カスタム機でデビュー」「身内の死」「ガンダム乗り換え」と。
今までアムロカミーユ、キラや刹那が通ってきた道を、丁寧に織り込んであるのだ。
そんな昭宏を、あえて主役ではなく脇を固めるキャラにしてるのが、巧いなあ。
みんなも、暇だったら鉄血ワールドの中にガンダム遺伝子を探してみよう。
今は目新しさ、斬新さを楽しむ、それでいい、俺もそうしているし、感嘆する。
でも、二度三度と見返すと、ちゃんとこの作品も「ガンダムだなあ」と思える。
そういう風に作ってくれてるのは、本当に制作サイドの愛だと感じましたね〜