雪国ホールは週末コンサート

我が家は角地に建つ一軒家、三方を駐車場に囲まれた十字路の片隅です。
だからってねパパン…週末に大音響で自慢のスピーカー鳴らしちゃ…
ま、いっか(笑)パパンの趣味の一つが、クラシックを聴くこと。
目玉が飛び出そうな値段のスピーカー(デカい)を持ってましてね。
それでベートーベンやらモーツァルトを聴くのが楽しみなんですよ。
気分しだいで中島みゆきになったり岡林信康になったりするけども。
概ね我が家は週末コンサート、真夜中でもバンバン大音響です!
…はい、ご心配のかたもご安心を、隣接する民家がないので無害です。


今年の二月はなんと、パパンの好きなブルーノ・ワルター没後五十周年!
ブルーノ・ワルターってのは、コロンビア交響楽団を率いた指揮者です。
家にはワルターのCDはたくさんあるけど、パパンのお気に入りは七番。
そうそう、のだめカンタービレで有名なベートーベンの七番ですね。
でも、のだめのOPで使われたところではなく、第二楽章がお気に入り。
第二楽章ってのはもうね、本当に辛気臭い、暗くて悲壮な感じモリモリ…
なんでこんな暗いのが好きかな、そいでもって次のオキニが三番だヨ。
交響曲第三番、みんな知ってる「英雄」ですよ、ナポレオンですよ。
これまた暗いとこばっかり聴きたがる、因みにママンも好きなのよね。
両親曰く、ブルーノ・ワルターの指揮は凄くいいそうで…俺にはワカラン。


ブルーノ・ワルターさんはドイツで暮らしていたユダヤ人指揮者です。
お約束通り第二次世界大戦中に祖国を追われ、アメリカへと渡りました。
もとより母国無き民、ユダヤ人…そんな彼が国を無くしてどう思ったか。
きっと寂しかった、悲しかったんじゃないでしょうかね…どうでしょう。
だからきっと、そういう嘆きの気持ちが指揮に滲み出てるのかもネ。