ククク、わかってる奴は死なないのヨ

湾岸ミッドナイトC1ランナーも、気付けばもう十巻かあ。
旧シリーズも好きだけど、別の面白さがあってつい買っちゃうな。
アキオを主人公にした旧シリーズは、ケレン味爆発浪花節がいい。
悪魔のZへ挑んでゆくチューナー達の物語は白鯨を思わせる。
どこまでもストイックな首都高ランナー達の生き様は熱い。
一方でノブを主人公にしたC1ランナーもまた、違った楽しみがある。
車に対する直感的な才能を持つものの、人間として無知で未熟なノブ。
そんな彼を通して、チューンドカーを取り囲む実情を捉えている。
500馬力オーバーのチューンドカーが闊歩するアウトロー達の楽園…首都高。
そんな日常の中の非日常を、男達の情熱と情念が熱く焦がしてゆくのだ。
毎度お馴染み湾岸ポエムも健在、次はポルシェ911vsR34GT-Rだっ!


ポルシェは最新鋭が一番いい、これはドイツ人らしい堅実な答えと思う。
GT2はかなりいいらしいしね、ポルシェ911ターボ…俺も乗ってみたいなあ。
強力なトラクションとリフトするフロント、一長一短が911の本性だ。
悪癖は消えないし、リアエンジンリア駆動というレイアウトは直せない。
それでもやっぱり、そこがいい……それがいいと思えるのが911なんだ。
日本人はよく車を擬人化するけど、ドイツ人の捉え方はもっとクレバー。
きっと911はより速くあるために長所を生かし短所を無視してるんだと思う。
短所はきっと、乗り手の腕で補うという特別な車なのかもしれないですね。


対して我らが日本の誇るスーパーカーの草分け、GT-Rはどうだろうか?
特にRB26を積んだR34までの旧GT-R…その存在もまた特別と言えるだろう。
今もって日本には、GT-Rを超える走り志向の車は存在しないと思うな。
ライトウェイトのキビキビはしる86やCR-Zは、確かにスポーツカーだろう。
でも、よりレーシングな存在となると、GT-Rクラスの存在感は確かだ。
NSXよりも走り屋に身近で、RX-7のようにピーキーでもない安定感。
そう、安心感といってもいいと思う、いい車には安心感があるんだよね。
ゲームの話で恥ずかしいけど、俺、グランツーリスモって凄く好きなの。
NSXとか現実じゃ乗れない車を買ってチューンするんだけど、これがね…
チューンをすればするほど、NSXRX-7も扱いが難しく神経を使う車になる。
逆にGT-Rは、32も33も34も、とにかく安定感がダンチ…思うように動く。
600馬力オーバーの大容量タービン仕様でも、ちゃんと止まって曲がる。
ま、ゲームの話だけど現実も似たようなもんじゃないかなって少し思うな。
GT-Rは長年携わった人達の技術と知識が、大きな実績として形になってる。
勿論NSXRX-7、他にいい車は沢山あるけど…GT-Rもまた代わりのないモノ。


ククク、そうなのヨ…やっぱ湾岸はこうでないとナ(笑)
ちょっとグランツーリスモ遊びたくなってくるのヨ。
近場に対戦できる相手がいれば、楽しいんだけどナ…
今でもディープフォレスト走らせたら、俺のRX-7はちょいとしたもん。
ホンダ命の俺でも、RX-7FTO、ポルシェなんかに乗るのヨ。
インプレッサもいいよナ…ライトウェイトならホンダの独壇場。
シビックType-R、色はチャンピオンシップホワイトに限るのヨ。
…でも、グランツーリスモって一人だと寂しいゲームなのナ。
やっぱり一緒にレースで対戦できる仲間、欲しいのヨ…ククク。