日常への帰還

お祭り騒ぎだった授賞式も終わり、普段通りの平常運行が帰ってきました。
俺は二巻の原稿をなおしたり、新企画のプレゼンを準備したりしてます。
そうそう、授賞式の日にとっても嬉しいことがあって感動したんですよ。
会場のホテルに到着したら、編集部のスタッフさんが出迎えてくれました。
名前を告げたら「Brave Week Onlineの長物先生ですね」と案内してくれた。
Brave Week Onlineってのは、初めてGA文庫に応募した俺の初期の作品。
読んだことある人もいるかもだけど、近未来のネトゲを舞台にした話。
そのスタッフさんは、昔俺の原稿を一次選考で読んでくれた方とのこと。
「終わりの台詞が凄くよくて覚えてました」だって…嬉しかったですね。
自分でも「ドヤッ!」と頑張った原稿だっただけに、凄い感動したんです。
何百という応募原稿が半年に一回送られる中、自分の原稿が覚えられてた…
これは創作家冥利につきるな、これからも頑張ろうと勇気が湧くのだった。



お台場に実物大ガンダムRX-78-2があるのでずっと見たかったんだけど。
友人が俺のわがままを聞いてくれて、先日連れてってくれた…デカイな!
スパロボだとガンダムはMサイズ、上にザンボット(L)やダイターン(2L)。
Mサイズってのはサイズ補正的に中途半端なことが多くて、メリットない。
基本的にモビルスーツは「避けて当てる」だけど、Mサイズは微妙だった。
だからいっつも「Mサイズwww」って思ってたけど…実物はデカイですよ。
まさしくこれこそ男の浪漫、ガンダム大地に立つ!見上げる巨躯は白い悪魔
しかもこのガンダム、今にも動き出しそうなディティールで思わず息を飲む。
スラスター付近の塗装が溶けて剥げてたりと、汚しのリアリティも凄い。
いいものを見たな、次は是非実物大でKOGを…角川さん、どうですか(笑)



1996年、俺はかけがえのない友を得た…今もいい関係を続行中である。
俺は中高と友達には恵まれたけど、仙台に進学して連絡途絶えちゃった。
でも、その新天地仙台で莫逆の友を得た…それが1996年のできごと。
その友達の一人が、お祝いにワインをくれたので昨夜は家族で乾杯。
なにこれ美味しい…芳醇な香りと口当たりの良さ、ママンも絶賛である。
よく見たらこのワイン、1996年物なんだね、俺等の友情と同い年だ。
1996年はどんな年だったか…SPEEDが大ブレイクし、KOF96に熱中した。
人生初の学生寮生活に不安と戸惑い、発見と賑わいを感じた一年かな。
いつかこの美酒を、友と共に飲んで思い出を語りあいたいと思った。
いつか老いて年寄りになった時、過去を懐かしめたらいいなと、ね。