【エヴァネタバレ】超ドQ、解禁!

えー、劇場版エヴァンゲリヲンQのネタバレします、気をつけて!
うっかり開いてしまった人のために、最初は同時上映の巨神兵から。
いやね、最初に東京の映像見た時は時代を感じましたね…
日頃からCGに見慣れたせいか、今更模型の撮影で東京って。
あまりにも精緻で緻密で、逆に綺麗過ぎて生活感がない。
そういう東京を見せられ「まあ、ね」と思ってたんだけど。
でも、本当に凄いのは巨神兵が降りてきてからだった!
巨神兵のディティールも立体物の現物らしく、それ以上も以下もない。
けど、それが動いて口からビームを出す、その瞬間に画面が咲いた。
圧倒的な迫力で東京を蹂躙、火の七日間が始まった。
凄い、溶解して流れだすビル、大地は裂けて燃え、土砂が舞う!
凄いスペクタクル、もはや言葉の必要もない興奮と恐怖。
日本の古式ゆかしい着ぐるみ特撮が、ここまで進化してたなんて!
庵野さんには是非、日本特撮映画、怪獣映画のルネッサンスをお願いしたい。
もう一度ゴジラが、ガメラが見たい、あの人にならできる筈だ。
あと、林原めぐみさんのナレーションも淡々として素晴らしかった。
火の七日間へと想いを馳せた…そう、巨神兵って漫画版だと日本製なのよね。


・劇場版エヴァンゲリヲンQの簡単なあらすじ
最強の使徒からレイを取り戻すべく、初号機に乗ったシンジ。
その過程で覚醒した初号機は、サードインパクトを起こしかけた。
…それから14年の月日が経った。
衛星軌道上に凍結されていた初号機を強奪した反ネルフ組織ヴィレ。
その中から助けだされたシンジが見たのは、変わり果てた世界。
サードインパクトは防がれたが、世界は壊しつくされていた。
そして葛城大佐を艦長とする超大型戦艦でシンジは再会を繰り返す。
だが、アスカもミサトも冷たく、トウジの妹ですらどこかよそよそしい。
そして告げられるレイの死、さらに一言…「もうなにもしなくていい」
エヴァにも乗らなくていい、生きてすらいなくていい…拒絶。
シンジは首に爆弾をしかけられたまま、危険人物として隔離される。
そんなシンジをネルフが、父ゲンドウが奪回しようと目論む。
ゲンドウから遣わされたのは、あの日助けた筈のレイだった。
ミサト達の制止を振り切り、レイに身を委ねるシンジ。
連れられた先は変わり果てたジオフロント、そして父の場所だった。
そこでシンジは不思議な少年渚カヲルと邂逅、心を通わせる。
世界を壊した罪におののくシンジに、カヲルは優しい。
二人でロンギヌスの槍を手にすることで、世界を救えると説くカヲル。
そうして二人は友情で結ばれ…ホモォ…世界救済に着手するのだった。
だが、待っていたのはゲンドウの、ゲンドウのための人類補完計画
出しぬかれ騙されたことに気付いた瞬間、カヲルは使徒となり果てた。
残されたシンジは、荒野の中でアスカ、そしてレイと取り残される。
そして迫るファイナルインパクト…果たして世界の命運は!?
虚無に囚われ無気力になったシンジは、アスカに連れられ歩き出す。
同じく自分を見失いついてくるレイを連れ、人のいる外の世界へと…


いやあ、ミサトさん43歳!リツコさん44歳!アスカもなんと、28歳!
でも、惣流・アスカ・ラングレー大尉(破の時点で)は肉体年齢14歳。
なんでも「エヴァの呪い」で肉体が14歳に固定されてるそうですよ。
いいなあ、中身は28歳、外側は14歳のアスカ…うおお、超絶そそるっ!
いきり立つ、激しくおっき、俺ってこんなキャラだっけ?まあいいや!
俺はですね、闘う女の子大好きです、しかもハイスペック娘大好きです。
だからシグナムさんとかクシャナ殿下とか好きなんだよ、アスカ大好き!
そのアスカがのっけから大活躍、眼帯も可愛いね…応急処置スーツも素敵。
そしてマリさんがなんか、アスカの援護攻撃ってか技?になってた(笑)
スパロボなら「マリの援護射撃 P 4〜8 4400」って感じですかね。
でも、少ない出番でマリも存在感出してた、的を狙えば外さない♪ておい!
あとはやっぱ、のっけからクライマックスで巨大戦艦の発進シークエンス!
きたぁ、男だったら戦艦の浮上シーンに燃える、燃えない奴は…まあいい。
葛城艦長が指揮するデケェ戦艦、動力は初号機を使ったS2リアクター。
で、エヴァ改弐号機による手動での主機点火、そして浮上…燃えた!
メカ最高、水上機と艦船、そして鳥のイメージを持たせた超弩級戦艦。
目測だけど全長50キロはあるぞアレ…周囲の空母がボートみたいだもん。
エクセリオンやヱルトリウム、そしてネオノーチラス…お家芸、復活!
あとはね、うーん…カヲルくんのホモっぷりが物凄くて笑えるレベル。
あそこまでホモォな雰囲気たっぷりだと、もはやギャグってレベルだ。
でも、TV版よりもカヲルくんの役割がはっきりしててよかったと思う。
カヲルくんはゼーレに送り込まれた人間だけど、シンジの味方だった。
シンジのためにと思ったのに、ゲンドウにしてやられて使徒として覚醒。
それでもシンジのためにと自ら死を選んだって感じかな、多分だけど。
アクションシーンすげえなと思ったら板野さん参加してるじゃんかよ。
そらすげーわ、板野サーカスINエヴァだわ、俺もう大興奮第感動だわ。


かつて、旧劇場版をリアルタイムでみて、愕然としたことがある。
友人と二人、ギュウギュウの劇場で立ち見して、無言になっちゃった。
その後に飯を食ったけど味がわからない、それくらい唖然とした。
旧劇場版、物語を畳むことなく庵野監督は自分の結末に軟着陸した。
庵野監督がその時大変で大変で、もうしんどかったのは知ってる。
でも、エヴァという世紀の大作は十年以上宙ぶらりんで消えていた。
だが、庵野監督は新しいことを初めるため、エヴァへ帰ってきた。
ちゃんとエヴァを完結させえて、そして次のステップに進むために。
…新劇場版をやる時、庵野監督はそう言ってた、凄くいいと思う。
その試みを応援するファンやスタッフ、仲間がいることは素晴らしい。
でね、あの旧劇場版の最後でシンジはアスカの首を締めるわけですよ。
「気持ち悪い」って台詞と共に、エヴァの世界は終わらぬ終わりに…


でも、今回は違った。


全く同じ状況、シンジとアスカが取り残された元ネルフ本部、廃墟。
アスカは決然と、虚無感で立てないシンジを「ガキシンジ」と罵倒。
そうして叱咤激励しながら、尻をひっぱたいて歩かせ進む。
前はいなかった、レイを連れて…三人の少年少女が先へと進む。
わかるかな?この瞬間、俺のエヴァはあの旧劇の先へ向かったんだ。
あのシーンを見た時「ああ、あの続きだ」って無性に感動したよ。
「気持ち悪い」でぶった切られた、その先が今度こそ見れるんだ。
だったら庵野監督を応援するし、スタッフ頑張れって思うよね、俺は。