日々つらつらと

友人宅にお邪魔して、今日もボードゲームやカードゲームを遊ぶ。
自分が好きなバトルラインをやらせてもらって、二戦二敗…ぐぬぬ
このカードゲームは、古代ローマの合戦に見立ててフラッグを取り合う。
お互い目の前のフラッグ前に役を作り、強い方がフラッグをゲット。
先に五本先取するか、三つ隣接したフラッグを取れば勝ちです。
で、六色の1〜10のカードで、フラッシュ、ストレート、ペア等を作る。
三枚並べて一つの役になるのだが、非常に戦略性が高く面白い。
何度でも遊びたくなるのは、ゲームに必要な要素の配分が綺麗だからかな?
運も大事だし、運を活かす知能と勘も要求されるし、度胸も必要かも。
どれか一つだけでは勝つのは難しいし、どれが欠けても勝てないかな。
次は日露戦争ボードゲーム、自分は日本側をやらせてもらった。
日露戦争といえば旅順攻略と日本海海戦に創作物ではスポットが多く当たる。
でも、陸軍は旅順の要塞ばかりで戦ってた訳じゃないんだなって思った。
シベリア鉄道を利用して豊富な兵站を誇るロシアに対し、日本は先制攻撃。
だけど、旅順を落とすと同時に、北進して拠点も攻めなければいけない。
平野での大規模な集団戦も発生したし、色々ドラマチック要素もあった。
ゲームの方だが、俺率いる日本は大量の戦死者を出したあげく…敗戦っ!
あ、あれ?電光石火の旅順攻略から、どうしてこうなった…ロシア恐るべし。
次はロシア側でもプレイしてみたいな、とても面白いボドゲだった。
シンプルかつコンパクトにまとめつつ、日露戦争の雰囲気が味わえる。
歴史へ想いをはせつつ、ダイスの目に一喜一憂の楽しい夜だったな!


なんと零戦の後継機である烈風のバリエーション、烈風改の設計図発見!
凄い、今になってこんな貴重な歴史的資料が陽の目をみるなんて。
実は戦後にGHQがかなり大規模な没収を行ったので、とても貴重だ。
当時の日本の航空技術を物語るなによりの証拠になるだろう。
烈風はその勇ましく中学二年生気味の少年心をくすぐる名前で人気だ。
だが、この戦闘機は実は、戦場を飛んだことがない…試作中に終戦を迎えた。
俺は実は、この烈風こそが、戦後日本の「零戦神話」の第一号だと思う。
零式号艦上戦闘機を、当時の日本は傑作、技術の結晶と神格化した。
その技術は、初の新幹線の先頭車両先端部(丸いとこね)にも生かされた。
技術立国日本の精神的支柱として、日本人技術者の心の支えになったのだ。
しかし俺は思うのだ、零戦は実は「とんでもない飛行機」なのだと。
この話はいずれ夏に、「風立ちぬ」をみる時にでも語りたいと思う。
ただ、俺は零戦を形にした技術者に敬意を感じるし、努力を称賛する。
それとは別に、世界を震撼させた「ゼロ」が持つ裏の顔を忘れてはいけない。
そして、その影響を一番に受けた烈風が、世に放たれずよかったと思う。
世界中の戦闘機が戦いのない空を飛べたら、それはとても幸せなことだな。