北国の春は少し遠い


いってきました、弘前の桜まつり!
断言します、弘前城公園の桜は世界に誇れるレベルです。
ボランティアや市の職員さんが管理してる桜、最強です。
日本全土で、ここまで心を砕いて育まれた桜は少ないと思います。
弘前の有志の皆さんの熱意が、この桜には込められてるんです。
綺麗に咲いてる、じゃないんです…
綺麗に咲かせてる、咲かせようとしてるんです!
そんな桜はでも、今日は全然まだまだというレベル。
んー、今年は寒かったからね…まだ蕾かなって感じ。
でも、青森にも春は来てます、手を伸ばせばすぐです。
南では桜が散って初夏凛々というこの季節ですが。
まだまだ青森は、北国は春を待つ人の活気で溢れてますね。



ところで二枚目の写真を見てくれ…どう思う?
凄く、じわじわきます…「ゲームあそび」ってwwww
つーかそれ、日本語に訳したらアレじゃん、と。
でも、こういうほのぼのしい看板が桜まつりのウリ。
古式ゆかしいお化け屋敷もあるぜ、桜まつり。
青森県の一大イベントだぜ、桜まつりっ!


今日はそんな桜まつりの会場で、有名な三忠食堂におじゃました。
残念ながら津軽そばは売り切れたが、両親は喜んでた。
「ここのラーメンが今日食べた中で一番」と…やっぱな。
三忠食堂は、青森県では知る人ぞ知る名店のような感じな雰囲気。
県内のベストセラー「津軽百年食堂」で取り上げられた大衆食堂だ。
青森県内で親子三代百年続いた食堂だけを厳選したこの本…
その中でも、ベストオブ津軽百年食堂といえるのが三忠食堂だ。
今度、両親を本店に連れてってあげたいなと思いまんた。
で、さ…花見の屋台の食べ物って、どうしてこんな美味しいの?
たこ焼きはふはふ、おでんはふはふ、焼き鳥はふはふ!
ウマー、なにこれ太る…またながやんが肥えて太る(笑)


ながやんは立派な大人にはなれない、決して立派ではない。
それでも、常にいい大人でいたいし、子供に恥ずかしくない大人でいたい。
だから時々、空気が読めない、ノリが悪い行動をしてしまう。
でも、スーパー賢者タイムになることはあるけども、けどもね…
己を恥じることはない、だって自分大好き人間だもの!(笑)
今日、花見の帰りの電車でその事件は起こったのだ。
乗り合わせた電車に、津軽民謡の笛太鼓の一団が居合わせた。
詳しくはわからんが、彼等は今日のコンクールで優勝したらしい。
電車の中、気分が高揚した彼等は、突然笛太鼓を演奏しだした。
…電車の中でね、夕方六時台の青森市に帰る車中でね。
「俺が車掌に謝る、お前らやれ!」と気炎を上げたのは指導者らしい男。
子供達は(中高生中心のグループだった)は、演奏を始めた。
指導者も煽ったし、OBらしき青年もやれやれいいぞの流れだった。
そうしてJRの電車の中で、突然ねぶた囃子だなんだが響き渡った。
ホームで電車を待ってた時から、彼等はテンション爆超だった。
優勝したんだしね、そりゃノリノリだよね、アゲアゲだよね…
ちょっと???と思ったが、演奏を始めたから拍手してしまった。
今思えば、その時止めるのが良かったのかなとも思う。
でも、彼等は調子に乗って押し売りセッションを続けようとした。
…また具合が悪いことに、酔っ払った父が「いいぞいいぞ!」って。
父は酔っ払ってて、次は黒石ねぶた囃子を頼む!と拍手喝采だ。
だが、公共の車両内でこれ以上は戯れが過ぎると俺は思った。
で、止めに入ったのだが…車中の雰囲気が一気にお通夜ムードに。
…俺は空気が読めない男で、ノリが悪いとよく言われる。
という予防線を貼る自分は小賢しいな、ぶっちゃけよかったと思う。
止める必要があったし、公共のルールとマナーは守られるべきだ。
後から冷静に考えると、煽った父を守りたかったのかもしれない。
でも、俺が「およしなさい!(キリッ)」って…それでオワタ。
俺が一番気にかけたのは、少年少女の指導者の態度だ。
笛太鼓を教えると同時に、礼節と礼儀を教えてしかりと俺は思う。
公共の場で紳士淑女として振舞えてこその芸能表現と俺は感じる。
でも、指導者の方は「あーあ、車内静まり返ったよ」と立腹の様子。
子供の中にも「(大会で)結果出せばいいんでしょ!」と呟く子も。
まあ、俺が見て聞いて感じたことだから相手の話も都合もあるだろう。
だが、戦慄した…そっか、なるほどなーとも想ったし、納得しちゃった。