日本代表大勝利!希望の未来へレディゴー!
っしゃあ!引き分けで勝ち点1、見事ワールドカップ本戦出場権獲得!
素晴らしい、よくやった!ベストな結果を勝ち取った、称賛を惜しまない俺。
なるほど試合を見てたけど、歯がゆいかもしれないし課題もあるだろう。
でも、「運も実力の内」って言葉もあるし、強者だからこそ訪れる好機。
そして、その好機を…チャンスをモノにするのは、本当の強者なんだ。
ながやんにはサッカーがわからない、選手の名前もあまり知らない。
サッカーはいつも、ビールを飲みながら応援するものだと思ってるし。
でも、サムライブルーが頑張ってる、ベストを尽くしてるのは感じたよ。
だから、その努力が報われて結果につながったのが、なにより嬉しい。
もちろん、本当の戦いは一年後の本戦、ブラジルでのワールドカップ。
そこでまた、日本のサッカーが世界に試されるのだとわかっている。
でも、その夢への切符が今日、ホームゲームで得られたことが嬉しい。
夢は見るもの、見るだけならタダ…夢見た未来の形はでも、一つじゃない。
俺の独断による価値観だけど、夢は見ること自体に価値があるんだ。
夢見れば努力するし、夢に近付いたり引き寄せたりと、藻掻いて足掻く。
そのジッタンバッタンは絶対に財産なんだ…努力は夢を裏切らない。
もちろん、夢が誰の手にも舞い降りることはない、夢は叶わないことが多い。
それでも、夢を目指して羽撃いた人間は皆、幸せという楽土に着陸する。
そう信じたいし、そうだぜ!と言い続けることが俺の仕事でもあるんだ。
だから、今日という日がとても輝かしくて、眩しくて嬉しいんだ。
子供の頃、小中高と学校に通ったけど、教室の後ろに空間があった。
その場所はいつでも、十代の多感な俺の夢のリングだった。
僅か10分の休み時間を惜しむように、俺は友達とじゃれあったさ。
みんなでジャッキーの酔拳を見た次の日は、みんなで酔拳ごっこした。
新日、全日、リングスにUWF、プロレスを見た次の日は取っ組み合った。
俺の得意技は草刈りからのクロスヒールホールドだったなあ…
ロシアの軍隊格闘技、ヴォルク・ハンのサブミッションに憧れた。
そうした世界の強豪に前田日明選手や高田延彦選手が立ち向かう勇姿。
でも、俺が好きだったのは、いぶし銀の山崎一夫選手だった。
キレのあるキックのコンビネーション、手に汗握るサブミッション。
でも、山崎一夫選手の必殺技は、プロレス技の王様…ジャーマンだった。
本当に綺麗な人間橋で、俺はジャーマンスープレックスをリスペクトした。
そう、カンフーとプロレス…子供時代の俺達が魅了されたスター達。
そこに理屈はなかった、肌で感じる説得力が全てだったんだよな。
このCMの公募さ…俺も応募したんだけどな、落ちちゃった(笑)
でも、この人はわかってる…本当にジャッキーとカンフーが好きなんだ。
だって「椅子を武器にしたい」だぜ?映画みてないとわからないって。
ジャッキー・チェンはね、映画でよく椅子を武器にするのね。
酒場で食事してると襲われる、そこで椅子を武器に応戦…お約束だ。
で、壺を割りたいとか女の子はぼちぼち強いとか、お約束すぐる。
俺と同年代だけあって、わかってるなあ…嬉しくて涙が出た。
そして、メイキングで語られる夢への熱き想い…素晴らしいね。
想いは重いと申しまして、それは託される側には荷物かもしれない。
でも、託す側には見えてるし、託されるだけの価値があるんだよ。
託してもいいと信じてるし、それを苦とも思わず羽撃けると知ってる。
だから託された側がこんなに気持ちいい人間だと、見てて嬉しくなるね。
もちろんこういうケースは幸せな事例で、例外かもしれないけども。
でも、そういうことってあるんだよ…俺がそれを証明してみせたい。
そうすることできっと、俺の生きる意味も刻まれると思うんだ。