青森の七月は寒い全体に公開

先週の猛暑はどこへやら、涼しい風が街を吹き抜ける。
「やませ」という、この土地独特の冷たい風だ。
凶作をもたらす風としても有名だが、涼しい一日となった。
七月なのに、季節はどこか秋めいて肌寒くさえある。
これが、これこそが青森独自の気候なんだよね…
でも、すぐに暑い夏が戻ってくる、ねぶたはすぐそこだ。

さて、昨夜もまた友人宅にお招きにあずかり、ボードゲームを遊ぶ。
えっと、名前失念…1900年台初頭のアメリカが舞台のゲームだ。
自動車産業を支える社長となって、激動の次代で車を作って売る!
車好きなながやんだが、この時代の車には疎い…クラシックカー好きだが。
フォードやクライスラーといった会社の創業者達と共に時代を駆ける…!
ボードをぐるり囲んだ車両の写真は、時代に合わせて進化する量販車。
技術キューブを払い最新の車の工場を立て、売って資本金を増やし競う。
余剰在庫や古い車種の工場は、不良債権となって累積、蓄積してゆく。
借金も可能なので、どんどん作ってどんどん売るのが好ましいみたい。
ながやんは借金嫌い、不良債権大嫌いなので、手堅く小さく稼いでた。
駄目なんだよ…ゲームとわかってても、借金したくないんだよ、俺。
周囲がバリバリ借りてガンガン不良債権抱えつつ、ガリゴリ作って売る!
そんな中、常に一つの工場で大衆車を作り、安全にモデルチェンジするながやん。
最後には、ボード内で最上級の中流車を生産するまでに成長、負債はゼロ。
周囲が黒い負債キューブを抱える中、ほくほくと潤沢な資金で優雅に経営。
…だが、経営とはリスクを侵すべき時に侵す、挑戦の精神も必要なのだ。
終わってみると、負債を生産して尚、他の皆様はガッツリ資金が残った。
ながやんは常に一車種しか作ってなかった上に、最後の最後で小さな負債が…
ボロ負けですやん?うーん、やっぱり負債を恐れぬ気持ちも必要だな。
立てた工場が原価として精算されるのも、知ってれば部品工場を活かせた。
また遊びたい、モンロー主義で栄えるアメリカの一夜を垣間見た気分だった。


因みに「こんな車、1930年台にねーよぅ」と話題の、最高級車Cold810。
調べてみたが、1935年〜1937年に生産されていたことがわかった。
愛称は「棺桶」…なるほど、今までの車よりのっぺりしてるもんね。
ひょとしたらこの車、世界初のリトラクタブルライト採用車かもしれない。