ながやん、大いに刺激を受ける

週末、友人の所属する模型サークルの展示会におじゃましました。
友人は昼食に出てて不在ですが、丁寧な対応でとても楽しく鑑賞出来ましたね。
写真撮影もOKとのことで、ガラケー様でパシャパシャしてきまんた!

いやあ、見てくださいよ…これ、ドイツのE-100駆逐戦車ですよ!
駆逐戦車ってのは、対戦車戦だけのために特化した戦車のことです。
戦車と正面から撃ち合うことしか考えてないので、砲塔は回りません。
前面投影面積が極端に狭く傾斜してるのも、正面からの砲撃を弾く為。
確かながやんの記憶では、Eシリーズの戦車は実物は作られなかった筈。
設計段階でベルリンが陥落、ドイツは敗戦…幻の戦車ってやつですね。
他にも、FSSの星団最強戦車ことE-75も、この系列が元ネタです。
自分も立体物をこんな綺麗な作例で見るのは初めて、興奮しました。
もちろん、これが戦線に投入されても、戦況は変わらなかったでしょう。
どうしても枢軸国は、量で劣る分を質でカバーしようとしますよね。
でも、戦いは数なんです…悲しいけどこれ、戦争なのよネ。

はーい、次は空!ずらり並んだ大戦機、レシプロ戦闘機バンザイ!
どれも有名な戦闘機ですね、注目したいのはマッキ・サエッタです。
いやあ、イタリアの戦闘機ってなかなか見られないですからね…
自分もよく知らなかったので、ウィキペディア先生で調べました。
エンジン840馬力、零戦の誉よりも非力…でも、評判良好だったみたい。
大戦初期の欧州戦線では、充分な性能だったのかもしれませんね。
でも…やっぱりあれですか、イタリア人って愛すべき馬鹿なんですか?
「風を感じないと速度の感覚が掴めない」とパイロットから要望が…
なんと、時代に逆行して開放型のコクピットに改装されたそうです。
勿論、ガラスの生成技術が未熟だった当時ならではの話ですが。
その後サエッタはダイムラーのエンジンを得て、フォルゴーレにパワーUP。
長い第二次大戦の中でも、屈指の名機として名を馳せることになります。
あの「紅の豚」にちらと出てくる、シュナイダーカップの申し子ですね。
シュナイダーカップでは各国の技師達が競い合い、こうした名機を産みました。

最後、海!うみがすきーっ!いやあ、素晴らしい…ちょ、ちょっと狭い(笑)
一番上が、俺の大好きな空母「信濃」です…驚く無かれ、彼女は大和級三番艦!
ちょうどすぐ下に並んでるのが大和なので、その大きさがわかると思います。
アメリカのエンタープライズ原子力空母が就航するまで、世界最大でした。
では、どうして大和や武蔵と違って、彼女は認知度が低いのでしょうか。
それは、数奇な運命ゆえなのです…彼女こそ大戦末期の日本を象徴する存在。
当時、空母を中心とした機動部隊による艦隊運用を日本は重んじていました。
しかし、ミッドウェー海戦で空母の大半を失い、窮地に立たされます。
大艦巨砲主義への後戻りと同時に、建造中の何隻かが空母に変更になりました。
信濃もまた、当初は戦艦として建造されていましたが、空母になったのです。
ですが、既に太平洋戦争も末期、日本の国力は疲弊に瀕していたのです。
進水した信濃にはもう、搭載する航空機がほとんど残されてませんでした。
皮肉なことに、世界最大の空母は艦載機がほぼなかったのです…ううう(涙)
そうして実戦に参加する間もなく、日本近海で潜水艦攻撃により沈没します。
本来なら烈風や流星を満載して、不沈空母になったかもしれない幻の巨艦…
深海に沈む彼女から学ばねばなりません…計画性なき戦争ほど愚かなものはない。
そして、戦争そのものが愚かな行為であるということも付け加えておきましょう。


陸はガルパン、空はストパンがあるからさ…俺、艦船ラノベとかどうかな!
めくるめく海洋ロマン、飛び交う砲弾、無数のキャビテーション、測距と夾叉!
燃えるお…ナニパンがいいかなあ、ってかまあ、常に新ネタは考えてマス。
ながやんは駆逐艦が大好きなので、主役メカは高速駆逐艦がいいなあ。
駆逐艦はデストロイヤーだから、デスパン…パンって何のパンだよ(笑)