凍れる街のぬくい夜

母は長年不眠に悩まされているが、最近またちょっと眠れないらしい。
ながやん秘蔵の焼酎を少し飲ませて、少し一家団欒でマターリと過ごす。
どうも最近、母は眠れぬ夜に宮本武蔵の小説版を聞いているらしい。
母も盲人なので、CDで音声になったものを聞くのだが、これが面白い。
母がその内容をたどたどしく語るのだが、やはり小説は面白いな。
テレビの宮本武蔵、史実の宮本武蔵、そして小説の宮本武蔵
全て違うのだけど、どこを拡大するか掘り下げるかで、ドラマが全然違う。
どれも、歴史上に実在した一人の男を題材にしてるのにね。
老いた母が一生懸命話すが、あんまし要領を得ないし要点がまとまらない。
けど、ドラマの山場を中心に語ってるので、ちゃんと話は伝わるのだ。


宮本武蔵って、やっぱり剣豪であると同時に兵法家の顔を持ってるよね。
そういうキャラクターとして描かれてる時があって、面白いよなあ。
熊本城にいくと、巌流島で使われた舟の櫂のレプリカがあるらしい。
見てみたいなあ…実際、同様のもので戦ったかどうかは別としてね。
お城、行きたいですねえ、お城ってなんでテンションあがるのかなあ。
今、一番行きたいのは会津の鶴ケ城、次はやっぱり熊本城かな。