ジャンクフードはなぜ美味い

ちょっと小腹が減ったので、両親を仕事場に送った帰りにマクドナルドによる。
凄いだろ青森…駅前にマクドナルドがないんだぜ、県庁所在地なのに(笑)
一番近い朝マックやってるマクドナルドまで、車で15分くらいなんだぜ!
ひゃっはー、これがド田舎クオリティって奴だぜ…だが、それがいい
軽くドライブがてら、雪の降る中をマターリとのろくさ北へと走る。


ながやん、実はマクドナルドが意外にも好きである。
満足感のあるハンバーガーといったら、絶対にモスバーガーだが。
モス、フレッシュネス、ウェンズデーあたりは、本当に美味しい。
食にうるさいうちの親も、モスバーガーだけは好きだって言うし。
価格帯も少し高いが、その値段に見合う満足度があると俺は思うんだ。
対して、マクドナルド…安い、デフレ期の低価格競争が極まった感じ。
今でこそ少し高めの商品も設定されてるが、基本的に安い。
そして、こちらも値段相応のお味だとは思う…俺、詳しくないけど。
というのも、マクドナルドは明らかに「チープ!でも美味い!」なんだ。
露骨にCMより小さいパンズ、薄っぺらいミートパティ、だが美味い。
マクドナルドを食べる時、言い知れぬ奇妙な多幸感を感じることがあるんだ。
これぞ「キング・オブ・ジャンクフード」だなあと思う…ほかは違うもん。
モスとかもう、ファーストフードだけど一種のご馳走だって思うもん。
でもマクドナルドは違う、徹底的にジャンク、圧倒的にチープ。
価格帯を上げた新商品も全てそう、どこかしら安臭さが漂うのだ。
そして俺は、そういう面をめさくさ愛しているんだなあ(笑)


マクドナルドに失礼かもしれないけど、俺はこのジャンクさが好きだ。
若い頃、金がなくて腹をすかしてた時、いつでもマクドナルドは優しかった。
チーズバーガー100円も助かった、ビックマック200円は神様だった。
山盛りのポテトが好きだった、食ってる内に冷めても妙に美味かった。
マクドナルドを食べる時は、思えばいちも一人じゃなかった気がするのだ。
みんな貧乏学生だった、メシ代削ってゲーセンに入り浸るおバカだった。
俺だってそう、みんなと対戦したくて食を削り、ジュース一本よりワンゲーム。
そういう時代のハングリーさというか、貧乏と引き換えにした豊かさ…
それをね、マクドナルドを食べるたびに思い出し、大切に思うんだよ。
まあ、貧乏してるのは今も昔も変わらないけどな、ガハハ!
ジャンクフードには、それを好んで選んでた時代がつきまとう。
多分、ビル・ゲイツ氏がチーズバーガー好きなのも同じ理由じゃないかな。