またーり

友人の家に毎週お邪魔して、ボードゲームを遊ばせていただいている。
職場の休憩室をお借りするのですが、倉庫にはお菓子が山のように!
嗚呼、なんて夢の様な光景…長靴いっぱい食べたいよ!
友人は自ら和菓子屋と名乗り、誠実に品質と向き合ってる人です。
そんな彼の仕事に今日は触れてきました、彼岸だんごが必要だったので。
あいにくの雨でしたが、母を治療院に迎えにいった際、アウガ(市場)の地下へ。
ありました、お菓子のお店「いと福」さんです!
時期的にお団子が並んでます、粉付きも美味しそうダナー。
ちょうど共通の友人が教えてくれたので、こちらで買わせていただきました。
祖母に供えて、我が家でもお彼岸ムード…うん、いい感じですねぃ。
その後、少しいただいたのですが、美味しかったです。
和菓子は和食と並んで、日本が世界に誇れる文化ですよネ。
で…母にその話をしたら「あら、その場所いたうさんのお店なの?」って。
どうやら母は毎週二回の買い物で、そこに立ち寄ってた時期があるらしい。
え、あ、お?おおう、じゃあ俺が子供の頃からおやつに食べてたお菓子はもしや…?
いやあ、青森の世間って狭いですね、意外なところでつながってるものです。


俺はナウシカの登場人物の中では、クシャナ殿下が一番好きです。
もちろんどのキャラも好きですが、クシャナ殿下は理想のヒロインなんです。
ナウシカも理想だけど、理想すぎて遠い、上手くぺろぺろできないもん。
ナウシカはある意味ベルダンディと一緒、虚構性を極めた至高のヒロイン。
でも、クシャナ殿下はちょっと違う…気高く孤高ながらも、苦悩と業苦を背負った生身の女だ。
最愛の母を失った悲しみ、母を殺した父への憎しみ、復讐と覇道が織りなす血塗られた宿業。
そうした中でさえ、兵に慕われ戦に長けた軍神の如き姿は美しい…と、俺は思う。
静かに憎悪を燃やす彼女が、ナウシカに触れて父を(完全ではないにせよ)許す。
兵を想い臣下を大事にする気持ちを、最後は国と民に捧げてトルメキア中興の祖となるのだ。
彼女の中でおこった、変節とも取れるこの変化には、大きな感情のうねりがある。
ユパやミラルダといった魅力的な人間とのふれあいもそれを加速させた。
ナウシカには初志貫徹した強さがあって、誰も彼女を助けることができない。
一度は折れてしまった彼女の心を救ったのは、世捨て人のセルムだけだった。
だが、クシャナ殿下は多くの人に影響を受けて、大きく変わった、成長した。
職業柄俺はこの対比に、思うところがあって、それもまた面白いなと思う。
絶対無敵の俺TUEEEE主人公と、努力型の成長主人公、どちらがより魅力的なのか?
そのキャラクターを内包する物語や世界観、設定にもよるし、ナウシカだって努力してる。
ただ、最大限に愛されて最良の見せ方をされたキャラクターは、素晴らしいものだな。