本末転倒?

色々考えたんだけど、「世界樹と不思議のダンジョン」…どうしようかな、と。
本当にどうでもいいことなんだけど、すっごい悩んでてさ、ずっと。
名作ゲーム同士のコラボ作品、絶対に面白いとは思うんだけど…
「大好きな物」と「大嫌いな物」の合体合作ってのが、少し…好きな人、ごめんね。
ながやんは不思議なダンジョン系が本当に駄目なのだ、生理的に受け付けない。
一方で世界樹はもう、ゲーマー的ライフワークとして偏愛してる、フリークスなの。
だから、なんだろう…すっごく今、身勝手ながら心苦しい、俺はやっぱ頭オカシイ。


不思議なダンジョンは俺、一番最初のトルネコしかやったことがない。
RPGは大好きだったんだけど、このゲームは「ぼくのRPG」ではなかった。
自分にミスがないのに、運が悪かったとしか言えないような死に方をする。
そして、バイキルトの巻物で鍛えに鍛えた武器が、一瞬で失われてしまう。
しかも、ここが一番ながやんに合わないのだが…リセットができない。
ながやんはゲーマーだが、腕も頭も足りない系、ヘタクソなんだよ。
そういう人間には、不思議なダンジョンみたいなのは合わないんだ。
コツコツ積み重ねて、自分なりの万全を期してダンジョンに挑む…
それが、それこそが俺の好きなRPG…その結果失敗するなら、大歓迎だ。
またセーブしたとこからやり直せばいい、つぎ込んだ時間が無駄にならない。
でも、不思議なダンジョンは、全てを無に帰す…理不尽で不条理と感じる。
ヘタクソなりに積み重ねて進む、そういうスタイルを全否定してるゲームだ!


一方で、世界樹シリーズはとても好きだ、完璧だとさえ思う。
これぞRPGとも思うが、今の時代ではクラシックなゲームだとも感じる。
ただ、ベートーベンやモーツァルトが色褪せないように、世界樹も古典の良さがある。
素晴らしい…難易度、世界観、ストーリー、システム、全てが洗練されている。
もう四半世紀も前に完成していた、琥珀の中の化石みたいなゲームなんだよな。
大好き故に、そのよさも「古臭い」と取れるのも知ってるし、そこも好きだ。
キャラメイクから入るスタイルも、今風ではないとわかってるし、いいんだ。
俺には美麗CGのムービーも、豪華声優陣も、高度なAI戦闘もいらない。
自分のキャラで、自分なりのペースで、自分だけの攻略法を楽しみたいのだ。
なにより、入力も出力も、出来る限り自分の想像力でゲームと1:1になりたい。
そういう夢をね、世界樹シリーズは叶えてくれる貴重な存在なのよさ。


俺はね、世界樹シリーズには今後も続いて欲しいと思っている。
世界樹のような亜種による、新規層の開拓も素晴らしい試みだと思うし。
世界樹の理念から派生した、セブンスドラゴンシリーズも応援している。
今、コンシューマゲームの世界は一昔前と様変わりしてしまった。
誰もがスマホを持ち、その中にアプリとして集約されつつある気がする。
この時流の方向性に関して、思うところはあれど否定的にも悲観的にもならん。
ならんのだが、ながやんはやはり「ゲームはゲーム機で」って基質の古い人間だ。
だから、今もクラシカルなスタイルを貫く世界樹シリーズを応援したい。
具体的には、買い支えたい…良い物には金を出すべきだと俺は思う。
だが…俺は世界樹と不思議のダンジョンを買うことができない。
買えば遊ばねばならず、遊べば絶対に不愉快な気分になるからだ。
…悩ましい、友人にも相談したが、話し過ぎれば愚痴になりそうで気をつけてしまう。


世界樹の迷宮は近々、完全新規のナンバリングタイトル、5が発売される。
これはながやんが何年も、それこそ一日千秋の思いで待ちわびてた作品だ。
本来は、ネガティブな話は心に沈めて、秘すれば花という生き方がしたい。
こういう公の場では、「俺は世界樹が好きで好きで、大好きなんですよぉ!」って話がしたい。
世界樹と不思議のダンジョンの売上は、今後の世界樹シリーズにも響く筈だし…
結局俺は「買わない」という決定を下したんだけど、非常に心苦しいのだ。
なんだかよくわからにい…やっぱり俺は頭がおかしいのかもしれないナ〜(笑)
今からこんなだと、世界樹シリーズがスマホアプリになった時…俺、どうなっちゃうの?
死ぬほど嫌いで、憎んですらいるモバゲに世界樹シリーズが出たら…どうなるやら。