心が叫びたがってるんだ

アニメ映画「心が叫びたがってるんだ」を見てきました。
車でイオン下田まで行って。
青森市では上映してないので。
因みに青森市から下田まで、車で二時間です。
でも、夜のドライブって俺、凄く好きだな。
車を長時間運転するの、全然苦にならないの。
RPGでLv上げ作業してる時と、まったく同じ。
単調な作業に一定の緊張感、そういう時間が落ち着く。
ゆったりクルージングで長距離運転、好きだな。
でも、俺の走行マナーはひょっとしたら悪いのかも。
いつも煽られるし、追い越し禁止区間でもガンガン抜かれる。
俺、道交法を守って法定速度で走ってるのになあ。
なんか、やっぱり公道では法定速度より「流れ」なんでしょうか?
俺が流れを乱してるから、みんな煽ったり抜いたりするのかな。
わからにい…法定速度を守らないのがマナーなの?
いっつも遠出すると、このことが頭から離れないんだよね。


あ、さて…素晴らしい映画でしたね、泣いちゃいました。
俺、こーゆーのに弱いんだ…十代の剥き出しな感情と感性。
自分で自分を知る術が未熟な、未熟だけど真摯な少年少女。
物語の主人公は、自分のお喋りが原因で親が離婚したトラウマを持つ少女。
彼女を中心にした四人の少年少女の群像劇が物語の主軸となる。
甲子園を前に肘を壊してしまい、行き場のなくなった高校球児。
毎日無気力で、達観することでしか生きられなくなったボカロ使い。
優等生だけど、過去とか体面とかばかり気にしちゃう女の子。
そして、トラウマ故に喋れず、喋ると腹痛になる主人公。
四人の少年少女は、クラスの実行委員としてミュージカルを作ることに。
そういうストーリーなんだけど、まあ、ネタバレは避けるね。
でも、本当に面白かった…原作はあの花で有名な超平和バスターズさん。
心が叫びたがってるんだ…若人はそう、言いたいことで溢れてる。
言葉は時として人を傷つけるけど、癒やして励まし助けることもできる。
「言葉はツール」と割りきった大人とは、少し違う価値観が子供にはある。
子供は傷つきやすく繊細で、同時に逞しく好奇心と探究心に溢れている。
俺がこの映画を見て感じたのは、言葉の扱いに気をつけようってこと。
大人になるともう、立場や良識、見栄なんかがあって素直になれない。
また、大人が素直になってしまうと、その余波がなにかを壊してしまう。
だから、子供のうちに素直になっておかないと、一度は素直にならないと。
そう思ったな…子供の時代にしか治らない傷だってあるしね。
赤裸々に言葉をぶつけて、叩きつけて、時に刺し込み、突き立てる。
そういうナマの感情の発露を、若い頃は経験すべきだと思ったなあ。
恥かいても恥ずかしくても、若い頃ならなんとかなるしね。