春だ一番!新年ガンプラ祭!

今日は友人二人が、悪天候の中我が家へと遊びに来てくれました。
三人でアニメのDVDを見ながら、ガンプラを作って遊びました!
いつも付き合ってくれてありがとうだお…とてもありがたいお!
今年もいろいろ迷惑かと思いますが、仲良くしてやってください。
本当にありがたい、引きこもりに優しい連中なのだわ!

友人たちはRGのアーリィウィングや、HGクタン参型を作りました。
相変わらずRGのクオリティは凄いですね…友人の仕上げも綺麗。
クタン参型はまさかまさかの、友人オリジナルグレイズと合体っ!
どっちのキットも、素晴らしい出来でしたね。
眼福でしたお…クタン参型、俺も欲しくなった(笑)
アーリィウィングは本当に格好いい、俺もMGで持ってるし大好き!
今日も充実のガンプラ祭でした、今年も楽しめるといいな。


自分はTwitterで友人知人等に意見を求め、HGキュベレイを作成。
このキュベレイはレボ版、いわゆる新規金型の新生キュベレイです。
昨年末に発売されたばかりの、一番新しいHGキットですね。
最新の技術がふんだんに使われ、とても素晴らしいデキでした。
永野護先生のファンである自分には、キュベレイは特別なMS…
のみならず、スパロボファンとしても、思い出深いMSです。
そして、ロボモノ好き、ハマーン様好きとして、欲しかった一体。
これを作って部屋に飾れることは、このうえない至福ですね。
さて、キットの内容はといいますと、絶賛するしかありません。
可動域、パーツ色分け、作り易さ、そして原作のイメージ通りのスタイル。
はっきり言って、キュベレイ立体物の決定版だと俺は思いました。
長年、キュベレイの立体物が欲しいと思ってました…好きなんです。
ガンダム界屈指の名ヒロイン、ハマーン・カーンが駆る宇宙の地母神
ネオ・ジオンとミネバを護るために羽撃く、至高の白き魔蝶キュベレイ
メカデザインを担当されたのは、自分が敬愛してやまぬ永野護先生です。
氏のキュベレイハマーンのイメージイラストを以前、見たことがあります。
それはとても美しい、シャアならずとも心を許してしまいそうな絵でした。
キュベレイというMSは実は、ベースになっているのは旧ザクのラインです。
あの細面は旧ザクを踏襲し、そこに女性的なイメージを持たせています。
ガンダムの歴史に残る名デザインだと思います、素晴らしい存在感です。
優雅で美しく、魔性の妖しさがあって、敵MSの黒幕としての威厳がある。
昨今のガンダムでは「ラスボスもガンダム」というのは結構多いんですが…
自分はやはり、ラスボス級にはこうした「ガンダムとは異なる強さ」を感じたい。
だから、キュベレイジ・Oサザビーに並ぶ名デザインだと思いますね。

キュベレイを語る上で欠かせない、ハマーン・カーンという女性についても。
彼女は、ジオン折衝マハラジャ・カーンの娘として生まれました。
幼少の頃からジオン公国、ザビ家への忠誠心を美徳として育ちます。
彼女が最も活躍したのは、ジオンが敗戦してからの苦しい時期でした。
ステロイドベルトへ追いやられたジオンの民を背負い、彼女は孤軍奮闘します。
そんな彼女の支えとなったのが、シャア・アズナブルでした。
いつしか二人は心を通わせ愛し合うようになった、そんな気がします。
ザビ家への復讐を終えた今、自分の行いの結末に向きあおうとしたシャア。
そして、それを知らずにミネバのことを第一に生きようとしたハマーン
二人にどんな気持ちのやり取りがあったか、想像すると切なくなります。
シャアはザビ家を憎む一方で、復讐の結果がミネバにのしかかることに胸を痛めた。
だからこそ、憎きザビ家の末裔であるミネバへ、償う気持ちをもって接した。
それがハマーンの目には、献身的な男として映ったのかもしれません。
そしていつしか、共にミネバを守る連帯感は淡い恋心へ変わったのでしょう。
しかし、シャアは女性を幸せにすることができない人間だったのです。
何故なら、彼は女性に安らぎを求める一方で、女性へ与える何物も持ち得ない…
自分はそういう男なのだと思い込んでいた節があるのです。
結果、彼は「女性という個人」ではなく「世界という概念」と自分を並べます。
一人の幸せよりも、世界の幸せのために自分が頑張れると思い込みました。
ジオン・ズム・ダイクンの遺児である以上に、メサイアコンプレックスなのかも…
そうして彼は、ハマーンの元を去って一人地球圏へと帰ります。
そのことがハマーンにとって、どれだけの哀しみだったでしょうか。
今の時代なら「ヤンデレ」と言えるような属性へ、ハマーンは落ちてしまいます。
ただ、そんな彼女がとても愛しいです…そして、哀しく切ない気持ちになります。
ハマーンには、なりふり構わず一人の女になるだけの余裕がなかった。
彼女が全身全霊であがけば、ひょっとしたらシャアは留まったかもしれない。
でも、彼女にはできなかった…ミネバを支える者としての義務と矜持があった。
ネオ・ジオンの執政という立場もあったし、生まれ持った高潔さと気高さがそうさせた。
女性になにも与えれないと思うシャアから、なにかを受け取る自分を崩せなかった。
だから「ミネバ様のため」というシャアを引き止められなかったんだと思います。
シャアが女性になにも与えられないと知ったから、受け取れる自分でいたかった。
そういう不器用な高貴さが、ハマーン・カーンの魅力だと俺は思いました!

今日はあと、「0080ポケットの中の戦争」と「マクロス・ゼロ」を見ましたね。
ポケ戦はもう、本当に万民に見て欲しい傑作だと思っています。
もし「初めて見るガンダムはなにがいいかな?」って相談されたら、俺勧めちゃう。
今見ても古さを感じない上に、ガンダム知識が全くなくても楽しめる。
戦争という現実がある、それだけを知ってれば理解できる物語なんです。
戦争のなにがいけないのか、戦争ってどういう仕組で起こるのか…
そういうことがわからなくても楽しめるし、学んで知る必要もないんです。
アニメは娯楽だから説教じゃない、気軽に楽しんで泣ける名作ですね。
マクロス・ゼロは…河森正治監督って、一時期こうでしたよね。
スピリチュアルな自然崇拝&自然回帰をテーマにしてた時期、あった。
でも、それを抜きに統合戦争時代を彩る戦記物としても楽しめる。
辺境の島で起こる異文化交流、男と女、太古の謎、そしてメカアクション。
最高です、俺は好きですね…マクロス・シリーズに欠かせぬ一本です。
シェリル・ノームの祖母や、マクロスFの最終回に出たシーンの謎がここに…
ただ、そういうマイルストーン的な作品であるにもかかわらず、ですよ。
ヒロインが「悪いカドゥンが!」「島の外から悪しきカドゥンが!」って(笑)
それ連呼するから…カドゥンってのは「氣の流れ」みたいなもんかと思います。
俺ら三人、カドゥンカドゥン連呼される度に笑ってしまって…つ、つい。
でも、本当にいいOVAです、今のマクロスCGの出発点ですしね。
今日もガンプラ作りながら、とても楽しい時間が楽しめました!