アトラちゃんのバブみが尊すぎる全体に公開

今朝、ようやく鉄血のオルフェンズ19話を見ました。
昨日はオンタイムで副音声を楽しんでたので…
ながやん、どうしても二つのことを同時にできない人です。
声優さんのトークも聴き逃し、アニメ本編も見逃しました。
今日、録画でゆっくり見て、改めて素晴らしいなと思った次第です。
今回は、鉄血のオルフェンズを彩るヒロインたちの話を少しだけ。


メインヒロインであるクーデリアは、とても素晴らしい成長を見せましたね。
三日月と抱き合い泣いて、しっかりとフミタンの死を受け入れたようです。
空席の通信席に視線を投げたりと、完全には吹っ切れていませんが…
それでも、十代の少女には過酷過ぎた現実と折り合いをつけてるみたい。
リリーナ(W)やベラ・ロナ(F91)、マリナ(00)と、高貴なヒロインは沢山いました。
皆、気高く理想に燃え、現実とそれぞれの形で戦った魅力あふれるヒロインです。
そんな先輩女傑たちと比べても、クーデリアは異色の美しさを感じますね。
彼女は今、現在進行形で「革命の聖女になろうとしてる」存在なんです。
初登場から存在感を示し、その強い意志で完全平和主義を唱えたリリーナ。
貴族主義のアイドルに祭り上げられながらも、弱さを克服して羽撃いたベラ・ロナ。
終始戦乱の現実に翻弄されながらも、弱者のための平和を訴えたマリナ。
こうした先達が持つ、独特のカリスマ性をゼロから作る姿を見せてくれたクーデリア。
素晴らしいですね、これから彼女がどうなるのかとても楽しみです。


一方で三日月たちに生い立ちや境遇で近い、アトラというヒロインの存在。
彼女が、本来クーデリアが「ただの少女」だった時に持つべきものを拾ってくれる。
それは慈愛に満ちた母性であり、優しさや温もりといった女性の理想の姿。
実はこのアトラ、見た目はちんちくりんで、美少女に描かれていない。
俺はかわいく感じますが、意図的にかわいさを盛られてないヒロインです。
ヴィジュアルに頼らず、アトラは絵と声の演技、演出でかわいさを醸している…
これはとても凄い、なんでもない当たり前な彼女が、異質な戦争の世界観を引き立てます。
情婦たちの中で幼少期を過ごし、学もなく、しかし気立ては優しくて利発的なアトラ。
彼女が表現する純朴な喜怒哀楽、むき出しの感情が際だたせる、戦いの異常さ。
アトラって、本当になんでもない、そのなんでもなさ故に受け皿となる娘なのかな。
クーデリアとアトラという、二種類のヒロインの存在が絶妙なバランスに思えました。
とても好きです、鉄血のオルフェンズのキャラ造形にはいつも唸らされますね。


さて、ギャラル式部ことカルタ・イシュー、今週いよいよ本格的に参戦しました。
以前からOPアニメで異彩を放ち、独特の存在感を持っていた彼女ですが…
物語本編に登場するや、あっという間に視聴者の先入観を木っ端微塵にしました。
俺も、まさかこんなキャラだとは思わなかった…ビックリがでも、嬉しい。
カルタは地球外縁軌道統制統合艦隊司令官ですが、実は閑職…冷飯喰らいです。
何故、地球本星の最後の砦たる艦隊の司令官が、左遷先の窓際族になるのか?
恐らく、ギャラルホルンの支配が徹底されてる地球圏には、もう争いがないのでしょう。
火星や他の星の、いわゆる植民地の方がきな臭く、精鋭をそっちに向けている。
だから自然と、平和で安全な地球圏は、最前線でない故に下に見られるのでしょうね。
さて、カルタはセブンスターズの第一席、イシュー家のお嬢さんなんですが…
どうして名門イシュー家の御令嬢が、こんな末席で燻っているのでしょうか。
そのヒントを俺は、ガエリオの妹アルミリアに感じました(個人的な憶測です)
多分、セブンスターズでは七つの家で互いの結束と権力のため、縁組が盛んなのでは?
古い貴族や王族によくある、政略結婚が横行しているイメージがあるのです。
ですから多分、カルタも「いずれは家のために嫁に」と、周囲は思ってた筈です。
しかし、彼女は幼少期に出会ったマクギリスに、どうやら一目惚れしてしまった様子…
それを今でも引きずっているのは、周囲や本編を見れば、火を見るより明らかです。
もしかして…マクギリスが好き過ぎて嫁に行かなかったので、行かず後家になった。
イシュー家の役立たずとなってしまった彼女は、ああして干されてるのかもしれません。
それでも、そうしてまでマクギリスを愛し、それを歪んだ形でしか表現できないカルタ。
ちょっと愛おしいですね…FSSのアイシャに似てます、一目惚れで人生狂った人ですね。
本人はでも楽しそうですし、バカっぽさ丸出しに付き合ってくれる部下もいて…いいのかな?


最後に、ヒロインではありませんが、ヤマギ・ギルトマンの話をしたいです。
彼、とても魅力的に思えて、自分は既にヒロインのように感じています。
ノルバ・シノとの親しげな姿、整備に勤しむ真摯的な態度、とてもかわいいですね。
よくノルバとセットで描かれ、妙に仲良しな描写からか、同性愛を疑われてますが。
実は多分、ノルバって誰に対してもああなんじゃないかなって思うんですよね。
女好きの楽天家であるノルバに、なんとなく人誑しの無邪気な魅力を感じます。
多分、公式にノルバとヤマギに恋愛感情はないでしょうし、それを匂わせてもいない感じ…
腐女子向けと言いますが、腐女子さんて「はいどーぞ!萌えて!」が一番キライですし。
ヤマギはもっとこう、ヒロインとはまた違った、鉄華団を支える女子力な気がします。
あと、いつも左手だけ手袋してますよね、あれ気になります…傷でもあるのかしら?


と、いつも長々とお目汚しすみません、本当に鉄血のオルフェンズが毎週楽しみです。
今週はメカの戦闘描写でも山場が盛りだくさんで、本当に見応えがありました。
キマリスはあれ、しょうがないよね…随分極端なコンセプトのガンダムだなあ。
突進力を極めた、一点突破型のMSとして建造されているんでしょうね。
なによりガエリオに、そういう「正面からの真っ向勝負」を好む気質があるのでしょう。
両肩に装備されたフライングディスクとか使えば、もっと小技も効くのになあ…
ガエリオに多分、騎士道精神的な、ある種の搦手を嫌う気持ちがあるんだね、多分。
あとは、バルバドスの新装備もよかった…対策くらい考えるさ(おやっさんが)!
リアクティブアーマー、両腕部のロケット弾、両腰にはシュヴァルベのスラスター。
このあと、脚部や肩パーツ、胸部装甲を取り替えて一期の最終形態になるんでしょうね。
アインは…きっと生きてる、けど、もうなんか幸せにはなれないルートに分岐したっぺえ
コクピットブロックを回収した描写があったので、きっと生きてはいるんだと思います。
しかし、シュヴァルベグレイズは大破だし、本人も致命的な重傷ですよね、あれ。
今後どうなるのか、とても注目してます…彼、やっぱり俺は好きなんですよね。
自分への救いが他者にとっても救いであって欲しい、それを拒絶されたくない。
むしろ、拒絶した鉄華団の少年たちを傲慢で利己的な人間と見ているようです。
実は、クランク二尉の言動こそが、傲慢で利己的だったのではと、自分は感じますが。
色々話してると本当に短くまとめられにい…トホホ、もっと文章力が欲しいなあ!