本日ちょっぴり休業日

こんばんは、お疲れ様です。
今日の日記には、映画「シン・ゴジラ」のネタバレがあります。
一番下にスペースを明けて書くので、気をつけてください。
ヘドラの話が出たら「ネタバレくるな!」て思ってくださいね。


明日から青森市最大のイベント、夏のねぶた祭が始まりますね。
参加者も観る側も、ルールとマナーを守って楽しい祭になるといいですね!
弘前ねぷたでは、春に人気だったアニメ「ふらいんぐうぃっち」のねぷたも…
いいですね、地元を盛り上げた作品だけに、積極的に祭に出すの、最高です。
青森も是非、無形文化財としてのねぶたの形や姿に、固執しないで欲しいです。
にマナーの悪い人を排除することには、自分としても仕方がないと思います。
ただ、祭の目的はルールやマナーを守ることではありません。
祭を楽しく過ごすために、手段としてルールが整備されてきました。
どんな物事でも、ルールが時代によって変わることを認めるのもいいかと。
昨年のスターウォーズねぶたみたいな悲劇は、起こって欲しくないです。
自分なりに数年前は頑張ってみたんですが、なかなか難しいことも承知です。
どうか、十年後、百年後にねぶたを残すことにも、少し心を砕いて欲しいです。
多くの方々が尽力してくださる中で失礼ながら、願わずにはいられぬ次第です。


今日は友人のNJさんの家にお邪魔して、一緒にガンプラを作りました。
ガンプラを持ってったのですが…何故か二人でフレームアームズ・ガールを(笑)
NJさんからいつものお礼に轟雷ちゃんをと、ありがたく頂戴してしまったのです。
で、二人で轟雷ちゃん作りました…FAG、いいですね、ハマりそうです。
いわゆる「MS少女」的なのを作るプラモですが、とても魅力的でした。
まず、塗装せずとも色分けされており、顔など完璧なペイント済みです。
当たり前ですが、要所要所が美少女の柔肌…肌色なので、凄いです。
凄く、背徳感というか、いけない物を作ってる気がして、やばいですね。
奇妙な後ろめたさがあって、自分はとても楽しめました…デキも最高です。
お礼という訳ではないですが、友人にはデスクトップアーミーを一体プレゼント。
や、吊り合わないですが(笑)自分も、インターセプターちゃんを作りました。
美少女×メカというのは、昔から好きなモチーフ同士のマリアージュです。
これからもお財布と相談して、色んな美少女を机にお招きしたいですね。

さて、今日はNJさんと一緒にシドニアの騎士、あとゴジラを見ました。
シドニアの騎士は二期で、ツムギちゃんがとてもかわいかったです。
シドニアはアニメでも、谷風君の顔芸がキレッキレで最高ですね!
ラッキースケベからの容赦無い打撃、そして顔芸がとても好きです。
シリアスなハードSF世界の中で、ああいう「抜き」が嬉しいですよね。
終始緊張感がある中にも、日常パートが緩急つけてくれてますし。
自分はふたなりが好きなので、イザナ君推しですが…みんなカワイイ!
あとは「ゴジラVSヘドラ」を見ました、古い昭和のゴジラシリーズです。
流石昭和だなあと思わせる、登場人物の服装や背景、小道具の数々。
自衛隊が無力な役立たずに描かれるのも、当時の時代を感じさせます。
ヘドラは公害が原因で生まれた怪獣で、当時の風刺にもなってますね。
で、内容はというと…ヒドイwww(褒め言葉)良くも悪くも怪獣プロレス。
でも、おおらかな時代に作られただけあって、かなり冒険もしてます。
ゴジラ放射能火炎で飛ぶ、有名なあのシーンも見れて嬉しいですね!

































































あ、さて…夕方からはNJさんと二人で、コロナワールドの映画館へ。
俺、普段は人と映画とか見ないんです…ちょっと、悪い癖があるので。
どうしても映画、その他娯楽を見る俺の目は、やっぱおかしいなと。
作劇上の技術や理論を勉強して、詰め込んでた時期の名残ですね。
映画は娯楽なんだから、楽しんで「面白かった!」で、いいんだと思います。
俺はどうしても、面白みのシステム、構造や作用、ルーツに目がいきます。
そういう人間と一緒だったら、きっと不愉快な気分になると思うのです。


で、シン・ゴジラですが…一言で言って「最高!」でしたね、最高です。
庵野監督が長年培って鍛えた「庵野論法、庵野文脈、庵野節」の映画です。
今までアニメでやってきたことを、実写作品へと昇華させていると感じました。
カメラワークや作品の構成、効果的な字幕やBGMなど、全てそうです。
例えば、一度上陸したゴジラが、東京湾へと消え去った後のシーン。
台風一過のような穏やかな首都東京を、敢えて穏やかなBGMで流します。
徹底して平和な東京、都民の平穏、変わらぬ日常の挿入ですね。
これはエヴァでもあったし、都会の被造物を効果的に絵にしてました。
庵野監督は長年の経験と実績で、娯楽に必要な緩急を知ってるんでしょうね。
これは庵野監督に限らず、映像媒体の映画を作るセオリーなのかもです。
あとは、やられました…本当に怖いゴジラでした、これは恐ろしいです。
自分、ゴジラは84年版の冒頭に出る巨大フナムシが一番怖い人でしたが…
今回のゴジラの方が怖いです、歴代ゴジラ最恐シーン、更新です。
今までのゴジラって「ゴジラから逃げられそう」な雰囲気、ありました。
巨体を揺すって歩くゴジラから、生身の徒歩で、走って逃げれるなと。
そう思ってたんですが、今回のは無理ですね…そう見せてました。
地面の人の目線からのカットなんかは、圧倒的に怖かったです。
そしてやはり、多くの震災の経験が生んだ映画でもあるなと思いました。
今回のゴジラは、人としての悲しみに耐えれなかった男が、災いになる話。
荒ぶる祟り神、そういう印象が今回のゴジラにはあって、怖いですね。
そして、天災ゴジラに立ち向かい、各々未来を向いて戦う多くの日本人。
シン・ゴジラって、凄くポジティブな「みんな頑張ってる」を前提に描かれてる。
一見無駄な会議してるように見えて、アメリカが悪いように見えて、でも違う。
多くの人が「よかれ」と信じて善処してる、ベストを尽くしてるって映画だ。
その中で結果に結びつかない選択、状況を悪化させた行動もあった。
でも、悪意を持った悪役のいない、だからこそやはり…怖い映画だなと。
そんな人たちが「国のため」「民のため」と言う、そのことを否定しない。
いいも悪いも全部一丸となって、ゴジラに向かっていくという物語ですね。


これはただの子供向け映画じゃない…誰もがただの子供になってしまう映画だ。
真打、それは真なるゴジラの物語。
神罰、やはり神たるゴジラの神話。
新生、そして新たなゴジラの伝説。
震撼、忘れえぬ震災の影を映すゴジラという鏡。
進化、生命として人の進む先に立つゴジラの存在。
そして、心…信じるものとゴジラの人間賛歌でもある。
素晴らしい、これは老若男女が楽しめる一大娯楽映画だ。
庵野監督と全てのスタッフに、ありがとうと言いたい。
そして、庵野監督にはこれからもいい創作活動をお願いしたい。
庵野監督が「エヴァを終わらせなきゃ、先に進めない」とかつて言った。
その気持ちは俺にはわかるし、わかってくれてるのは俺だけじゃない。
いいじゃないか、好きなだけエヴァにけじめをつけるといい。
心待ちにしてるし、応援してるし、その先にも人生は続く。
必ず乗り越えねばというモノは、誰にだって存在するのだ。
その壁を超えるか潜るか破るかは、その人次第。
そして、そのことに貴重な時間を使っても、誰も怒らないさ。
貴方は好きにしてる、俺も好きにしたい。
これからも庵野監督の作品が見たいなと思った。