混迷の時代を描く楽しさ、描かれる辛さ

アメリカ大統領戦、接戦をトランプ候補が制しましたね。
今やもう、トランプ氏は候補ではなく、時期大統領です。
ただ、今回の大統領選の経過や結果を見た、個人的な感想。
「民主主義が一定以上、正常に働いてる」と感じました。
株もやらず、貧困層救済保険の負担も小さく感じれない中産階級
この人たちが「金持ち悪い、移民が俺の仕事取るの悪い」で乗った。
そういう印象もあったし、他にも複数の要素を強く感じました。
ただ、アメリカの大統領選挙は、選挙制度としては少し不思議ですが…
滞りなく、民主的に終わったなというのが感想です。
トランプ氏は暗殺されなかったし、クリントン候補の主張は十分だった。
お互い政策や方向性も、中傷合戦の合間に交わされてたとも思える。
その中で、制度が機能し、結果が出た…まずはよしと思う。
民主主義は時勢や情勢に流されやすい反面、安定感もある。
いい点数を出す制度ではなく、悪い点数を取り難い制度なのね。
ただ、常にベストではないし、見直しとメンテナンスも必要。
民主主義は一定水準の教育と生活が保証されてないと、機能しないし。
だから、お隣の選挙をよく見て考えて、俺らも学ばないとね。


閑話休題、毎週「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」が面白い。
そして、地球編になってからずっと不穏な空気が辛い…しんどい。
なにが起こっているかというと、我々の現代の時代に少し近付いた。
後戻りしたというか、我々以前の二十世紀くらいに後退した感じ。
以前はギャラルホルンという、問答無用の暴力装置が平和を担保していた。
「お前ら、武力使ったら武力で潰すからな」って訳で、平和だった。
で、鉄華団が「経済圏自体が、ギャラホの介入を武力で撃退した」のだ。
結果「ギャラホには勝てる」という、悪しき前例を作ってしまった。
少年兵の有用性、MSの決戦兵器としての需要、そしてヒューマンデブリ
ギャラホが権威と信用を失い、武力が政治や経済の「手法」として復活。
それで、今タカキたちがやってる泥沼のかったるい戦場が生まれたのだ。
はっきり言うと、二つの経済圏の問題に紛争というカードを切った。
今も両者は話し合いを続けつつ、仕掛けた方はやめる気がない。
逆に仕掛けたからには負ける気もなく、ダラダラと続けているのだ。
そして、交渉内容に合わせて戦況をコントロールしようとしている。
で、マクギリスたちは「ギャラホまだイケてるよ!」と介入した。
まだ、暴力装置にして戦争抑止力であると、アピールしに出た。
それも、ラスタル派から見ると「失敗しねーかなー」という話。
さて、どうなるだろう…三日月たちはタカキを救えるだろうか?


あと、個人的に興味深いのが、ギャラルホルンの新型モビルスーツ
そう、先日出てきたレギンレイズである…HGのキット、早速作った。
レギンレイズは、グレイズフレームを強化改良した機体である。
グレイズは、取り回しと汎用性を重視した治安維持用の機体である。
モビルワーカーを蹴散らしたりするのがお仕事という訳だ。
だが、鉄華団の台頭で再び世界は対モビルスーツ戦闘を思い出した。
鉄華団みたいにモビルスーツで色々変えれるぜ!」って訳だ。
そこで、ギャラルホルンも対モビルスーツ用の機体の必要に迫られた。
グレイズを根本から見直し、純戦闘用として生まれたレギンレイズ
出力もUPし、恐らく地上用と宇宙用に換装するシステムを廃した筈。
ガンプラでもわかるけど、かなり簡素化した反面、堅牢にできてる。
グレイズで露出していたフレーム部が、レギンレイズでは装甲内だ。
ま、ガンプラとしては肩と胸を繋ぐ可動導線がなくなっちゃったけど。
でも、とにかく頑丈で堅牢、タフな戦闘に耐えられる機体と思う。
レギンレイズの元ネタは、恐らくワルキューレの「レギンレイヴ」だ。
意味は「神の意思」…果たしてあの世界に神が介在する余地があるのか。
とりあえず、次のレギンレイズは俺カラーで塗装して組もうと思いマス!