最愛のガンダム

ながやん、ガンダム大好きガノタである。
基本的にどのシリーズも好きな、全肯定ターンエーガノタだ。
こういう、一種悟りの境地に辿り着くまでは、長かった。
痛いガノタだった時もあるし、多くの人を不快にしただろう。
でも、そういう若い頃の旅の末、ようやく終着へ着地した。
どのガンダムもいい、才能と努力、チームワークで作られてる。
俺は最近メンタルが弱くて、創作物を評価することができない。
その向こうに、作った人間が見えてしまって、なにも言えない。
そんな中で、でも「好き」だけはいくらでも言えてしまう。
好きなものは大いに好き好き大好き!と語るといいよね。



あ、さて…ながやんが好きなガンダムタイプは、多い。
デスティニーガンダムF91クロスボーン・ガンダムも好き。
Zもエクシアも大好き、最近だとグシオンリベイク系も好き。
あと、AOZに最近ハマってて、TR-6ハイゼンスレイ・ラーとか。
ガンダムMK-3というマニアックなのも、バンシィ・ノルンもイイ。
こと、ガンダムタイプに絞っても好きなのがありすぎる。
でも、一番を選べと言われたら…俺はこの子かもしれない。
これはGFFのSガンダムで、今から16年前のフィギュアである。
#0011のEx-Sガンダム、青のスプリッター塗装Verは15年前。
そのEx-Sガンダムを、普通のSガンダムにしてずっと飾ってる。
これは、15年前に東京で働いていた俺の、大事な宝物だった。
実は、すげえ小汚い、ばっちい…時々掃除するけど、埃が(笑)
凄い年代物っぽさが出てる、付喪神棲んでそうなレベルである。
これ、大事にしてるんだ…大切な思い出のフィギュアなの。
昔から不器用でプラモ作れなかった俺に、完成品フィギュア。
リリースが嬉しかったなあ、秋葉原で真っ先に買ったっけ。
α任務部隊Verも買ったし、ディープストライカーも買った。
でも…東京で病気になって、あと色々あって、帰省した。
当時、とても打ちひしがれてて、都落ちした気分だった。
東京生活を脱落した、落伍者のような気分で青森に帰った。
沢山の私物を処分したけど、このSガンダムだけは持ってきた。
今、部屋にあるガンダムでは、この子が一番長生きなのね。
この子は、東京で苦しかった時も悲しかった時も、一緒だった。
多分、死ぬ時は墓に入れて欲しいってレベルの、大事な子なの。
キモいよね、ごめんごめん…今はガンプラ作れて、幸せだよ。
好きなMSを買えるし、フィギュアより安く、塗装や改造もイイ。


で…前から買ってあったディープストライカー開封したぞ!
今回、この子を綺麗にしてあげて、お色直しすることにした。
ディープストライカーも、実は東京で買ったことがあるんだ。
でも、開封せず帰省時に、お世話になった方にプレゼントした。
凄く親切にしてくださったイラストレーターさんがいたのね。
その方もガンダムが結構好きで、欲しがってたからあげちゃった。
他はなんか、大処分…今あるトリコロールのEx-Sも二代目だし。
で、二代目のディープストライカー、自分へのご褒美に購入(笑)
凄い値段になっててビビったけど、これは代わりのないモノだ。
今後、こんなとんでもないトイが発売されるなんて、ないよ。
さて、説明書に従い、少し拭いたSガン(青)を分離させる。
下半身と上半身を分離させると…おお!し、知らなかったあ!
なんと、見えないとこにGコアの構造が作り込まれている。

SガンはGアタッカー、Gコア、Gボマーが合体するガンダムだ。
びっくりした…こんなのあるなんて、15年ずっと気付かなかった。
で、まずはBst形態を作ってみる…デプストでしかできないし。




ガンダムセンチネルの原作では、初陣は確かBst形態だっけ?
発電衛星を破壊するために、超高速奇襲作戦を敢行すんのさ。
最近、趣味で書いた小説に、こゆロボ出したから、つい(笑)
格好いいね…昔のプラモ版と違って、背にプロペラントある。
こんなのが超スピードで突っ込んできたら、こええよなあ。


さて、お次はデプスト、いよいよ組んでみる…これが難儀。
いや、パーツの噛み合いは良好、カチッとはまってよく締まる。
…締まりすぎる、カッチリ過ぎて手が痛くなる、差し込み疲れ。
でも、小一時間かけて完成したら…デケェよ、どこ飾んだよ!
置く場所ねーよ、どうしよう…全く考えてなかった(笑)
ま、それはおいといて…ぼんやりと眺めてニヤニヤする。
お前、綺麗になったな…新しい服はどう?厳つくなったね。




デプストのパーツは基本、白&赤だから、トリコロールだ。
Gジェネ等でお馴染み、Sガン(赤)のデプストも好きだ。
でも、長年連れ添ってるこの子に、是非着せてあげたかった。
なんとなく、信仰心もなく神も仏も信じてない俺なのに…
こういうものを戦友のように、守り神のように感じてる。
なんか、おかしいね、キモいね…でも、かっけえよコレ!
因みに肩のサイドジャケットとウィング、本当は外すのね。
でも、つけておいた…なんか、肩が少し寂しいからね。
加工はほぼなし、左腕センサーユニットの差し込み位?
あと、Sガン(青)とSガン(赤)のバックパックを交換。
Sガン(赤)のパーツじゃないと、デプストになれないの。


あ、さて…Sガン(赤)はEx-Sにしたが、少し困ったな。
まず、Sガン(赤)のビームスマートガンが、ないんだな。
速射型のやつがついてくるけど、それはデプストが持った。


Sガン(青)のビームスマートガンは、レドームが青だし。
これって塗料乗るのかな、塗り直しとかも考えてるけど。
とりあえず、あとは…スタンドがね、ないんだよね(笑)
Sガン(青)は15年前のスタンド、見つからない…ない。
だから、GFFのノーベルガンダムのスタンドを拝借。

GFFはスタンドベースに名前書いてあるから、ちょっと。
でも、まあいい…ちゃんと飾れてよかった、よかった。
スタンド系はあとでもう一回部屋を探してみようっと。


さて、何故ながやんはそんなにSガンダムが好きなのか。
もう、病気ってレベルで好きである…最高だと思う。
若かりしカトキハジメ氏が手掛けた、素晴らしい作品だ。
まず、顔がハンサムだ…俺は1st顔よりZ顔が好きである。
そして、非常にグロテスクでえげつないガンダムである。
両足両肩に合計四基のエンジンを持ち、出力が凄い。
ユニット化された無数の換装バリエーションがある。
特に、フルアーマー形態にあたるEx-Sは格好いい。
そして、女性人格のAI、アリスが搭載されているのだ。
実はSガンダムは、完全な無人機を目指した機体である。
SはスペリオルのSだが、企画段階では違う名だった。
スプリームのS、つまり最強を目指した機体なのだ。
今でも俺は、Sガンダムの一種グロテスクさが好きだ。
機能を追求する中、人の姿さえ捨てる兵器の本質…
そういう恐ろしさが込められている気がして、イイネ!