今こそ語りたい、ガンダムWエンドレスワルツ
今日は久々に、仕事を全部お休みして友人宅に遊びに行きました。
趣味の執筆もとりあえず休憩ってことで…あ、でも色々用意してます。
友人とのコラボが楽しくて、スパ◇ボ「」やヒーロー大戦、ワクワク。
マターリとコラムみたいなのも書いたりしつつ、ロボネタもアレコレ。
知り合いの方はみんな精力的で、凄く刺激される…ぐりぐりされる。
そらもう、創作用の前立腺をぐりぐりされてる感じですね!(ぉぃ
あ、さて…友人とガンプラを作りながら、アニメ見て語らいしてました。
楽な仕事って、ないよね…世の中なんでも苦あれば楽ありだよね。
他の仕事も大変だな、俺も大変だけどみんな大変なんだよな、ってさ。
そう言い合えるだけでも元気が出ます、あと昼に生協のお寿司食べたンゴ。
で…久々にMGのガンプラを作成、二人でクリスマスも終えた一月にEW!
エンドレスワルツ版のヘビーアームズカスタム、以前買いました。
自分、好きなんですよ…Wの5機はどれも好きで、絞れない選べない!
いつもデスサイズとヘビーアームズで悩みます…あと、トールギス。
で、ヘビーアームズかなあ…トールギスは3が一番好きで、あれは別腹。
俺が高校生だった時、ガンダムWは実は青森で放送されなかったような?
Gガンダムもしてなかった気がする…どうなんだろう、Vガンダムは見たけど。
リアルタイムではGとWを見逃してて、仙台に進学してXを見た気がします。
でも、当時からアニメ雑誌でガンダムWを知ってて、とても惹かれました。
自分、当時は痛いガノタというか、結構偏見に満ちたコジラセ系男子でして。
Gガンダムに「わかってないなあ、ガンダムってそもそもリアルな以下略」と。
リアルな戦場とミリタリー描写、そして人間ドラマがガンダムかな、と。
そういう偏った見方をしてたんです…大好きなのは0083という、もうね(笑)
で、Gガンダムが「コレナジャイ!」と思ってた後に、ガンダムWです。
超地球規模の軍隊を相手に、コロニーのために戦う5機のガンダム!
戦争の現実、戦火に燃える中で少年たちの想いが交錯し、銃爪が銃爪を呼ぶ。
超人的なテロリスト少年兵たちは、世界の現実と戦い、傷付き、まだ戦う。
これだよこれ!って盛り上がってしまいまして、お恥ずかしい話です。
若気の至りですが、そんな自分に5機の主役ガンダムは、どれも魅力的でした。
Wガンダム、そしてWゼロ…変形機構とバスターライフルを持つ、主人公機。
デザインも好きですが、自分が気に入ってるのはバスターライフルの射撃…
こう、バスターランチャーみたいな大砲って、どっしり構えて撃ちますよね?
Wは違うんです…無造作に片手で突きつけて、バビュー!ってビームが出る。
おっしゃ撃つぜえ!って身構えた感じもなく、ぬっと突きつけ、撃つ。
あれ、格好良くないですか?ヒイロっぽくて好き…片手でバビュー!
デスサイズはあれ、十代の若者が不可避な格好良さですよね、卑怯な良さ。
実は当時、デュオも人気で、彼が主人公の公式小説が出たくらいです。
…あの小説、結構好きでした…ヒイロの女装シーンとかが見れます(笑)
デスサイズの悪魔、そして死神のような不気味なイメージが最高です。
実はロボアニメで大鎌を武器に使うロボ、少なかった…オージくらい?
主役級がゆらゆら忍び寄って、ビームサイズでバッサリ!バッサリ!
格好いいですね…因みにスパロボだと地味に海A(デュオも海A)です。
稀によくある海マップで大活躍できるので、原作再現で少し嬉しいデス。
サンドロックはあれ、最初「こいつはないわー」と思ってたんですよね。
でも、マグアナックを引き連れたあれは「アリババと40人の盗賊」なんです。
優しい少年カトルを守る、ガチガチ装甲のガンダム…すぐ好きになりました。
「サンドロック、僕に降りろというのかい?」は、今でも名シーンだと思う…
日本人だけなんですよね、「人が乗るロボ」が兵器なのに、心を見せるの。
日本人は昔から、物体や物質、作品や道具に魂が宿ると信じてますから。
シェンロンは、イロモノ枠だなと思ってたけど、結構五飛が好きでして。
知ってました?五飛って奥さんいるんですよ…実は、いたんです。
奥さんの名前がナタクなの…奥さんのナタクちゃんは、OZに殺されました。
でも、作中であまり五飛はそのこと話さないですよね?変なことは言うけど。
亡き妻の復讐としてではなく、コロニーの正義のために戦う五飛。
彼は実直で純粋で、そして正直であり過ぎたために「面倒な奴」でした。
EWでは敵側に回ったし…でも、そんな不器用な五飛が凄く好きでしたね。
EWで4機が「◯◯カスタム」になったけど、シェンロンは「ガンダムナタク」
いいですよね…ガンダムナタク、MGやHGで出して欲しいんですよね〜
あ、さて…そんな俺が一番気に入ってたのが、ヘビーアームズです。
これぞリアルロボだよ、そうだよ火器だよ重火器!兵器なんだもの!って。
わーいリアルロボなガンダムおかえりー!なんて思ってた少年時代。
で、実際にガンダムWを見て( ゚д゚)ってなる訳ですよ…エヘヘ。
実はヘビーアームズは、5機の中で一番ヘンテコなスーパーロボです。
まず、右手のナイフで敵を切り刻む時…何故か全身を大回転させます。
「ガンダムはここにいるぞー!」と叫ぶOZ兵を刻む…グルグル刻む。
ヒイロに貸し出された時など、腕の中に仕込みビームサーベルが!
戦闘では活躍するたびに弾切れになる、アチコチぱたぱた開く、閉じる。
そして、乗ってるトロワからして、変な奴…大好きなんですけどね。
初登場こそ「戦闘記録005、トロワとでも名乗っておこう」とクール。
でも、「始めるか…俺の自爆ショー」を筆頭に、名(迷)セリフ満載。
EWでは、一斉射撃前に何故か空中をサーカスのピエロみたいに回転跳躍。
地味に「あんなに爆装して大気圏突入したけど大丈夫?」とか思うし。
だけど、好き…しゅきい!Gジェネやスパロボではいつも、鍛えてました。
ヘビーアームズを単機で敵陣に放り込み、ガンガン反撃するの、快感…
勿論弾薬切れになると「…あとは自爆装置だけか」と呟きます、俺が!
一見してミリタリー感のある戦闘兵器に見えて、かなり滅茶苦茶な子。
明らかにオカシイ、他の4機も体外だけど、こいつは何かがオカシイ。
そこが変なツボで、そしてやっぱりフルオープンアタックが格好いい。
あと、トールギスが好きなんです…一番は3だけど、1も2も最高かなあ。
全てのMSの始祖にして「強すぎて誰も乗りこなせない」というオーパーツ。
当時、Wが見れないのに同級生の中で「ゼクスごっこ」が流行りました。
「殺人的な加速だぁ!」「ガフッ!」「これは…死ぬな!」ってやつ。
そして「この◯◯を持ってすれば、どんな敵も倒せよう」なんて言うの。
筆箱でも下敷きでも、なんでもいいの…この◯◯を持ってすれば!と。
最後に「弱点はある…パイロットが生身の人間だということだ!」でキメッ!
…え?男子高校生って世界で五番目くらいにバカなイキモノですが、何か?
まあ、そんな訳でガンダムWのMSはどれも好きですね…リーオーとか。
リーオーはROBOT魂で出てて、武器セットも豊富なんですよね…欲しい。
暫くは貧乏暮しですが、バンダイさん!ガンダムW各種、お願いします♪
最後に、ガンダムWという作品について、自分の想いを少しだけ。
ヒイロたち五人のガンダムパイロットは、残虐非道なテロリストです。
暴力で意思を表現する者は、すべからくテロリストの汚名を免れません。
戦争だけが例外で、国家に責任が帰属するため、別となります。
しかし、本質的に「武力による意思表示と経済活動」として、一緒です。
ガンダムW、そしてEWは「武力と暴力の否定」を模索する物語です。
その中でトレーズは、戦う姿を讃え、美化しつつ、暴力を否定しました。
戦う者が己と相手と双方、命を賭けることに意義を見出したのです。
トレーズは「互いに同等なればこそ、戦う意義はある」と説きました。
戦うこと事態は愚かしいとしつつ、戦うなら人として対等であるべきだと。
だから、戦死のリスクがないモビルドールを拒絶、嫌悪したのです。
ただ、そうした高潔なカリスマであるトレーズもまた、愚かです。
戦いを忌避しつつ、正当な戦いの定義に拘る姿は、とても印象的でした。
まさか「貴様のために死んだ人数を知ってるか!」にマジレスとは!
同様に、亡国の王子として決起し、仮面を捨てたミリアルドも哀しい。
仮面を被ったゼクスこそが、戦士である彼、トレーズの友である彼だった。
それを脱いだことで逆に、生身の自分が立場や生まれに縛られるのです。
「素顔という名の仮面」を被って、宇宙の民のために戦うミリアルド。
明確な目的を持ち、躊躇いや迷いを捨てたことが、痛々しかったですね。
そうした者たちと戦ったヒイロが、ガンダムWのテーマ全てを語ってます。
「勝者など誰もいない、皆が敗者なんだ」…これが、全てです。
思想や理想、志とか欲とか、みんなのためとか、自分のためとか…
理由はどうあれ、武器を手に暴力を求めた者が、全て敗者なんです。
戦うことは勝者と敗者を分かつことではなく、関わる全てを敗者にする。
これは、戦うための人間として作られたヒイロが、戦いで学んだことなんです。
ヒイロたち五人は、テロリストです…無辜の民さえ殺した極悪人です。
ただ、彼らは皆、コロニーの立場を守りたい人間に作られたテロリスト。
年端もゆかぬ頃から、強化人間の如く鍛えられた少年たちだったのです。
彼らはある意味、爆弾を体に巻きつけられたイスラムの少女と一緒です。
ヒイロたちは広義の意味では、ISのテロリストとなんら変わりません。
ですが、ヒイロたちに事情があるように、現実のテロリストにも背景がある…
彼らの背後にある問題、彼らが抱える矛盾と歪みを正さぬ限り、テロは続く。
敗者が敗者であることに気付かぬまま、負けたままで戦いを続けます。
そういう時代に、我々にもなにかができたらいいんですけどね。
残念ながら具体的な力を持てないので、せめて学んで知りたい。
たかがアニメと言われようが、その入口として感じてほしいなと思ってます。
なにをキッカケにしたとしても、学ぶことは尊く、ありがたいものですから。