Gジェネ「」キャラ紹介・第06回「終わりの創まりを運ぶ機神」

不定期連載企画、Gジェネレーション「」!
小説サイトカクヨムで人気のロボ作品が、俺のPSvitaに!
集え、戦士たち…ユニバーサルセンチュリー百年を駆け抜けろ!
…まあ、なんというか趣味です、スパロボVも待ち遠しい的なアレです(笑)


https://kakuyomu.jp/works/1177354054880957426
本日は、椎那優城先生の連載「終想機神グランデルフィン」です。
普通の生活、平和な暮らし…安穏とした日常の、突然の崩壊。
偽られた世界から、謎の美少女と飛び出た先に、真の戦いが待っていた!
王道、そして本格的なSFロボットアクション巨編、大好きです。
様変わりしてしまった世界で、主人公を待つ本当の戦い。
それは、世界の命運を賭けた決戦…そして、負けられぬ激闘。
兎に角、衝撃的な第一話からの流れが、本当に巧みで唸らされます。
TVアニメだったら、最後に主題歌と共にグランデルフィン起動!みたいな。
ロボットモノの気持ちよさ、そのツボを気持ちよく押してきますね。
それでいて「既に世界は終わりつつある」という、独特な世界観。
そこでは、一方的な都合で世界を刷新しようとする敵の姿があります。
それは摂理か、淘汰か…人は抗い戦うことが宿命なのか、使命なのか。


・幻想は終わりぬ

今回は主人公の緋崎蓮介君をお借りしました。
彼はずっと、知らぬ間に虚構の世界を生かされていた少年です。
そこは平和で平穏な、どこにでもある平凡な日常でした。
しかし、それは一部の人間によって造られた世界だったのです。
彼の目覚めを促したのは、突如現れた謎の美少女…フィーネ。
彼女の手で、まるでテクスチャが剥がされるように世界が豹変する。
本当の世界の姿を見た時、蓮介君が選んだ行動は…戦いでした。
絶望と混乱、理解不能な不条理と理不尽に抗ったのです。

今回は声優さんとして、木村良平さんが演じてくれてます。
本来の原作設定では、進撃の巨人でお馴染み梶裕貴さんです。
正統派主人公として、真実と現実に翻弄され、戦い、成長する。
そういう芯の強さがあって、とても気持ちいい主人公ですね。
難しく構えてない、素直な感情表現や行動も俺は大好きです。


・現実は歪みぬ - グランデルフィン -
真実を知った蓮介君が、謎の美少女フィーネから託された力…
世界の歪みに立ち向かう力、それがグランデルフィンです。
因みにフィーネたんは、グランデルフィンのインターフェイス人格ですね。
やはり、ロボと美少女というのは、親和性の高い組み合わせなんですよ。
勿論、ボトムズガンダムセンチネルみたいな男だけの世界も、イイ。
でも、姿や形、設定がどうであれ、ロボは戦い、競い、争うガジェットです。
物語のモチーフが戦争であっても、ロボットコンテストでも同じです。
本質的にロボが秘めている潜在的イメージ、それは闘争なんですね。
そうした本質を突き詰めることも、ロボットモノの楽しみの一つです。
そして同時に、それを現実の読者、視聴者と結びつける存在…
見る者の興味をひきつけ、いざなってくれる存在が、美少女です。
安易な萌えによる興味誘導と言う人もいて、それは一つの答の形です。
ですが、「生きる」「産む」という創造の象徴でもある女性は、いい。
とてもいいファクターで、魅力的なヒロインは物語を盛り上げてくれます。
作中、蓮介君はフィーネたんに選択を突きつけられ、決断します。
それは同時に、フィーネたんが蓮介君を選んだということでもあるのです。
故に、そんな二人の選択の象徴として、グランデルフィンは起つ…
その圧倒的な力は、見るもの全てに強烈な印象を刻みつけます。
グランデルフィンはスーパーロボットでしょうか?そうとも言えます。
リアルロボット?描写には過不足のないリアリティがあって、そうです。
しかし、全てのロボはその作品世界のリアルであり、スペシャルです。
選択し、その責任として力を得た蓮介君が出会う、仲間、そして戦い。
終焉へとひた走る物語が加速する中で、グランデルフィンは戦い続ける。
この高揚感と陶酔感、少年と少女の物語が、やはり美しいと感じますね!


・決意は羽撃きぬ

ゲームを始める前から、自分は十年ぶりのGジェネで決めていました。
グランデルフィンに相当するMSは、スペシャルな機体でなければいけない。
それは必然的にガンダムタイプであり、数多のガンダムの中でも特別…
そうしたMSが、蓮介君にはふさわしいとずっと考えていました。
そんな彼が託されたのが、このフェニックスガンダム覚醒版です。
フェニックスガンダムは、Gジェネだけに登場するオリジナル機体です。
初期配備のMSを順当にレベル上げしていくともらえる、一種の定番…
しかし、それは最近のGジェネにおけるチュートリアルでしかない。
自分が知るフェニックスガンダムは、圧倒的な力、神にも悪魔にもなる存在。
かつての初代プレステ時代、フェニックスガンダムは最強の一角でした。
今でこそ「序盤にあると便利なMS」ですが、昔は違ったのです。
今でもその名残が、最終形態である覚醒版に見て取れますね。
強力な武装と高い能力、神々しく戦場を舞う、生と死を分かつ不死鳥…
それはもう過去の話ですが、今でも自分にとって鮮烈な思い出です。

実は、本作でのフェニックスガンダムは、決して強いユニットではありません。
能力的には「空を飛べるZガンダム」くらいでしょうか…上の下、くらい。
豊富な武装と飛行能力、HP回復能力を持つため、序盤ではとても便利です。
しかし、戦力が充実する中で次第に退役する、そんなMSなんですが…
変態的な思い出補正を持つ俺には関係ないのです!…蓮介君、スマン(笑)

フェニックスガンダムは我が部隊で初めて、カクヨム主人公に配備された機体。
バルト隊長や級さん、リシティ君がジムやザクを育ててた時代からの古参兵。
蓮介君はこのフェニックスガンダムで、多くのMS開発を支えてきました。
ジャブローの地下基地、オーストラリアの攻防戦、そして星の屑作戦…
ほぼ全てのMS開発が、彼とフェニックスガンダムの支援から生まれたのです。

他作品の主人公たちも順次、予定の機体を手に入れてゆく中…
蓮介君のフェニックスガンダムは、次第に役割を代えてゆきます。
強力な援護火力、HP回復機能を活かした援護防御、撹乱や単機突出…
そうした派手な見せ場は減り、同時に多くの機体に場を譲りました。
しかし、このガンダムがなければ勝てなかったマップが、無数にあります。
そして、今も蓮介君はこのMSで、立派にスタメンとして戦っています。
性能的には「クリアには十分だけど、物足りなさもある」って感じかな?
独特な美しい、SD映えするデザインだけでも、凄く価値のある機体ですね。
特に、変形して突っ込む必殺技、バーニングファイアは必見です!


・終想は創まりぬ
さて、難易度ヘルで最後の旅を始めるため…新たな機体を用意しました。
本当に、自分にとって特別な、UC世界の一つの終焉を歌うMSです。
俺は「悲しみのガンダム」として、SEEDのデスティニーガンダムが好きです。
稚拙な脚本と監督によって、タイトルロールながらも不遇なデスティニー…
ファンとして悲しかったし、大好きなデザインなので悔しかったですね。
しかし、もう一機…子供の頃から「哀しみのガンダム」を知っています。
気高き理想と志を秘めた、反逆の翼…その力を今、託したいですね。
一つの時代の終焉、幕引きを呼んだそのガンダムは、あまりに哀しい。
悲哀に満ちた最後を迎え、大きな物語の結末、アナハイムの終わりを飾った。
今、ゲーム内でもようやくシェイクダウンが終わり、蓮介君を乗せました。
いきなりLv1で使うのも、ちょっとビビる小心者の俺です(笑)
緒戦、序盤で部隊の要として七面六臂の大活躍だった蓮介君…
その類まれなる戦闘センスが、再び戦場を翔ぶ時がきましたね!
さて、次回は意外な作品が登場です…みんな、魂は錆びついていないかい?
夢は夢だと大人を演じて、それでいいとは思えぬアイツの登場です。
次回もよければ是非、読んでやってくださいね♪